東京海洋大学の評判・口コミ【海洋工学部編】

東京海洋大学の特徴

私が通っている東京海洋大学は日本で一校しかない、海洋系の国立大学です。海洋に関することは基本的に何でも学び、また研究することができることが大きな特徴の一つであると考えています。例えば、私の所属している海洋工学部海洋電子機械工学科は前身が東京商船大学の機関科であり、日本でも数少ない船の機関士を養成するカリキュラムが組まれているのが特徴です。大学が保有している船舶や海洋専用の研究施設、設備が十分に整っており、海好き、船好きにはたまらない環境が整備されています。

満足していること：授業

私の所属している海洋工学部海洋電子機械工学科は、船に関することを学部一年の段階から順々に学んでいきます。端艇を漕ぐ実習や長期間におよぶ乗船実習など、他大学ではみられない特色あるカリキュラムが特徴となっており、船舶が好きで入学した学生は満足することができます。私もその一人です。また、学生数が少ないため、教員との距離が近く、レベルの高い指導陣が丁寧な指導をしてくださっているという理由も私の授業への高い満足度の理由の一つです。

満足していること②：キャンパスの環境

キャンパス自体が非常にコンパクトで移動に困らないことが第一の理由に挙げられます。都内とは思えないほどゆったりとしたキャンパスであると思います。品川、越中島両キャンパスにポンドがあり、実習時は非常に便利であると思います。また、他大学にはないであろう、船舶機関の実習用の設備が十分に整っていて、実習時に高いレベルのシミュレーションを行うことができることも、私がキャンパスの環境に満足している理由の一つです。

不満に感じていること：部活動

東京海洋大学は他大学と比べ非常に人数が少ないため、故に部活動の数も少なく、強豪といわれるような部活は多くないです。盛んに活動を行っている部活動もほぼすべて海洋系のボート部やカッター部、ヨット部などに偏っており、課外活動で満足することは少し難しいように感じられます。部活動の情報があまり透明でなく、実際に活動しているのかどうかすら不明な部活動も多々あるため、その点に関しては、大学生活を送る上で不満に感じる部分ではあります。

不満に感じていること②：キャンパスの立地

JR越中島駅が目の前にありますが、京葉線を利用するには東京駅で長い乗り換えをしなくてはならない上に本数が都内の割に少ないという難点があり、駅との距離の近さほどの便利さは感じません。駅出口もキャンパスの入り口から微妙な距離に設置されていて、大学側の配慮があまりみられないのも不満に感じる点の一つであります。地下鉄の門前仲町駅も徒歩１０分程度の距離にはありますが、歩道橋を渡ったりする必要があるため、決して立地がいいとはいえません。

東京海洋大学のおすすめ学部：海洋生命科学部

他学部とはキャンパスが隔てられているため、詳しいことはわかりませんが、生物系の研究施設が非常に整えられていて、海洋生物に関しては日本トップクラスといっても過言ではない学習をすることができるため、この学部はおすすめです。

東京海洋大学に通って良かった？

もともと船舶に興味があり、この大学に入学したため、現在受けている授業及び大学生活には非常に満足しています。同学年の友人も波長の合う人が多く、非常に緩やかな学生生活が送れていると考えています。他の大学では決してできないような経験を送ることができるのは、この大学の一番の強みであり、私自身も敷かれたレールの上を外れてみたいという変な動機もあり志望したこともあり、いい意味で脱線できていることから、満足度は非常に高いといって差し支えありません。