盛岡大学の評判・口コミ【文学部編】

盛岡大学の特徴

盛岡大学では、文学部、栄養科学部とともに同短期大学併設しキリスト教精神に由来した建学の精神「愛と奉仕」に基づいた教育プログラムが考えられています。地元に根ざした学校であり、栄養科学部では実際に学んだ栄養学を活かして訪問介護の現場に赴き高齢者への食事の指導を行っています。また、中途退学の防止策として、学生部学生支援課というものが設置されており、経済的困窮、学業の不振、心身の不調それぞれに対応した策を一緒に考えてくれています。

満足していること：進路・就職

元々地元で働きたいとずっと思っていたので、地元への就職に強いのは自分にとってとても魅力的でした。就職に関しては就職対策委員会だけではなく、それぞれの教員、職員との距離がとても近いので、自分が何をしたいのかどうして地元に残りたいのかを良く考えさせられました。公務員試験や教員試験に対して独自の問題を作っていただき、模試の情報もわかりやすく開示してもらえるので、何をしたら良いのかわからず無駄に時間を使ってしまうことがなくなります。そしてその結果に応じて個別に話し合っていただき、講座も考えてあるので成績が悪くても一人で落ち込んでしまうこともなくなります。

満足していること②：授業

私は読書が好きだったので文学部英語文化学科という科に進んだのですが、最初は英語ができたら、原文のまま英語に触れることができてなんと良いことだろうと思っていましたが、授業では文学を通して英語のもつ歴史にも同時に触れていくので、どういった意図で書かれているのか現代とのニュアンスの違いまで考えながら理解する力が付いたと思います。ただ、授業をちゃんと理解しようとしない生徒は教室の後ろの方で私語やスマホ遊びをしていたようで、真面目に学びたい人には迷惑でした。

不満に感じていること：キャンパス

キャンパス自体はとてもきれいで満足なのですが、立地の問題で非常に不便を感じました、確かに大学前には盛岡中心部へのアクセスのためのバス停がありますが、逆に言えばそれ以外は自分や友人の自動車を使う以外になく、またバスの本数も都会に比べるとかなり少ないので免許を取るまではバス通学で苦労しました。また自動車を使うのにも維持費、ガソリン代等、私立大学の学費のことも考えると負担になるなと感じることは多かったです。

不満に感じていること②：留学制度

盛岡大学および短期大学はカナダのブリティッシュコロンビア州ビクトリア市にあるカモーソンカレッジと姉妹校協定を結んでいます。確かにどこでもいいから留学をしてみたいをいう生徒にはそれで十分なのですが、他の大学への留学の選択肢がほぼなかったのは、どうなのかなぁと思ってしまいました。周りの生徒と足並みをそろえず、こういったことがしてみたいのでここに行ってみたいと教員に話しても渋い顔をするだけでした。多くの選択肢の中から留学先を決めたい人にはオススメできません。

盛岡大学に通って良かった？

やはり、地元への就職の面で強く立ち回れたのは、この大学の魅力だと感じました、田舎の大学なので公立大学の生徒などは首都圏への就職を希望しがちなのですが、なんというか分をわきまえていると言うか、自分の能力に合った就職先にちゃんと努力をしてちゃんと採用されようとしているのがとても好印象でした。いい就職先をすすめて無理な大学の宣伝にせず、それぞれの学生の可能性に応じた指導をしてくれていたんだと今思います。派手にパフォーマンスするよりちゃんとすべきことをしようと思えました。