南山大学の評判・口コミ【人文学部編】

南山大学の特徴

キリスト教の大学である南山大学では、毎年10月に野外宗教劇「受難」が行われます。出演から脚本、メイクや広報にいたるまですべて学生の手で行われる、伝統行事です。合宿や練習を通し1年かけて準備が行われる劇当日には、一般のお客様もたくさん見え、大迫力のステージです。劇が終わりクリスマスが近くなると、学生が集う「メインストリート」に、キリストの馬小屋が出現します。毎年突然現れるため、誰がいつ設置・撤去しているのか、学生間で話題になることも多いです。

満足していること：授業

心理人間学科には、椅子も机も置いていない絨毯教室があります。人を知る上で、座学にとどまらない体験型・実習型の授業が豊富な点がよいところです。「紙を用いて、どのチームが一番高い塔を作れるか」など、一見遊びのようなプログラムもありますが、「誰のどの発言で、チームの雰囲気が変わった」「誰がどんな役割を果たしていた」など、プログラム終了後に振り返り、チーム内でフィードバックを行います。今まで気づかなかった自分の役割を知ることができたり、人と関わる際の癖に気付けたり、新しい発見がたくさんあります。

満足していること②：進路・就職

学内にキャリア支援室があり、就職活動をする上でのアドバイスやサポートをしてもらえます。私自身の活用頻度が多くはありませんでしたが、企業の最終面接前には足を運び、「学生時代頑張ったことを聞かれたら、こんな話をしてもよいだろうか」といった相談をしたり、OB・OGの紹介をしてもらったりしました。キャリア支援室主催のイベントで、定期的に企業の方が講義に来てくださったり、業界研究講義が開かれたりし、心強かったのを覚えています。

不満に感じていること：キャンパスの立地

大学には、名古屋市営地下鉄「八事日赤駅」「名古屋大学駅」どちらからも行けるのですが、両方にかなりの急な坂があります。ヒールを履いている女の子だと、友達同士で支え合いながらおそるおそる降りているのを見かけます。私自身、入学したての頃に15cmのヒールを履いていき、坂から転がり落ちた苦い経験が。ファッションを思い切り楽しみたい、高いヒールが好きという方だと、ちょっと不満に思えてしまうかもしれません。毎日、よい運動にはなると感じました。

不満に感じていること②：ゼミ・研究室

2年次にゼミ決定をしますが、毎年ゼミごとの人気・不人気に圧倒的な差があります。カウンセリング系のゼミは倍率が高く、定員オーバーすることがほとんど。レポートや面接を通して合否が決まるため、希望していたゼミに入れなかったという学生もたくさんいます。ゼミによってどんな手法を用いて研究を進めるのか、方向性がある程度固まってしまうので、「本来この学科でやりたかったことができない」可能性がゼロではありません。ただし、ゼミを移動できる制度もあるので、悩んだ際は一度学科の教授に挙げてみるとよいと思います。

南山大学のおすすめ学部：英米学科

「南山出身＝英語が話せる」と思っている人もいるほど、英米学科は南山大学の看板学部です。留学制度も手厚く、制度を活用して在学中に海外に渡る人もたくさんいました。就職先も、空港や外資系など他学部と比較し華やかなイメージがあります。

南山大学に通って良かった？

人の心に興味をもつメンバーが集まっているため、優しい性格・言葉を大切にする友人がたくさんできました。実習の中でものの伝え方を学んでいくため、相手が傷つくような言い回しをするような学生はいませんでした。日常生活の中で、悩みや相談を安心して打ち明け、親身に聞いてくれる子ばかりだったため、卒業後も交流が続いています。男女問わず、生涯にわたって大切にしたい誇れる友人に恵まれたことが、一番よかったと感じています。