武蔵野大学の評判・口コミ【文学部編】

満足していること：受けられる授業の幅が広い

文学部の授業は、日本の文学や文化を学ぶコースと、小説執筆や短歌、俳句、詩の創作を学ぶコースに分かれています。文学・文化を学ぶコースでは、古代から現代まで幅広い時代を取り上げ、各時代の専門家である先生らが、実際の作品を用いて、作品考証や時代考証を指導してくれます。一方、創作を学ぶコースでは、短編小説の書き方から、短歌や俳句のよみ方、詩の作り方、あるいは書道など、日本文学・文化の創作を学ぶことができます。実際に作家として活動している先生に教えていただくことができるので、現実的で実践的な作品の書き方や、業界の生の声を聞くことができ、大変貴重な時間です。

満足していること②：学部共通の授業

一年次、各学部数人ずつが同じクラスとなり、様々な一般教養を学ぶ授業が、一年間を通して行われます。社会学、文学、環境学、経済学など、各学部の先生が講義を展開してくれます。そして、授業の終盤では各学部の人とグループを組んで、プレゼンテーションを行います。プレゼンテーションのテーマは自由に設定することができるので、一年間学んできた事柄の中から、自分たちが最も興味を持ったものに設定します。各学部の人とグループを組むということで、時間が合わなかったり、得意分野が違ったりと、連携をとるのが大変ですが、普段なかなか共同作業をすることが少ない他学部の人との交流は、とても充実します。また、大学生になって初めて大掛かりなプレゼンテーションをするという経験は、後々の大学生活の大きな糧になります。

不満に感じていること：進路・就職サポートがしっかりしていない

大学には学生の進路や就職を支援するキャリア開発室というものがあります。就職を間近にした3、4年次生は、エントリーシートのチェックを依頼したり就職相談をしたりできますが、大変対応に不備が多かったです。学生のことを一番に考えるべきはずの場所ですが、大学のキャリアが優先的になっているのでは？と考える学生が多かったです。学生の未来を担う重要な職務であるという自覚を持って、学生一人一人に合った支援をしていただきたかったです。

不満に感じていること②：キャンパスの環境

武蔵野大学は、最寄りの三鷹駅、吉祥寺駅、武蔵境駅からは徒歩30分以上を要するので、学生は主にバスを使って通学します。バスは10分に1本のペースで出ているので、利便性に不満はないのですが、どうしても学生が多くなってしまうため、近隣住民の方々からの苦情が相次いでしまっていました。私語や大きな荷物など、目立った行動があるとすぐに大学側へ苦情が入り、大学側から注意を受けることになります。全てが学生のせいかどうかはわかりませんが、公共交通機関を使った通学は、時間や周囲に気をつかうことが多いです。

武蔵野大学のおすすめ学部：薬学部

偏差値も高く、設備も大変整っているからです。薬学部は四年制ではなく六年制ですが、比較的新しい校舎を使うことができるので、のびのびと学習に励むことができると思います。また、実績も大変良いため、薬剤師などを目指す方には良いのではないだろうかと思います。

武蔵野大学に通って良かった？

学びたかった学問を深く学ぶことができて、そういった点ではとても満足しています。また、立地も東京中心部というわけではなく、武蔵野市など閑静な場所にキャンパスがあるので、落ち着いた生活をすることができました。部活やサークルなども、緑の多いキャンパスでのびのび活動をすることができます。様々な専門分野や、それを教えてくださる先生方がいらっしゃるので、自分が学びたいものをしっかり明確にしていると、入学してからの勉学が大変楽しいものになるのではないかと思います。