京都橘大学の評判・口コミ【文学部編】

満足していること：ゼミの学外研修

私の学科はその名の通り、現存している歴史遺産について学ぶ学科なので、とにかく学外で実物に触れる研修が多かったです。1,2回生の間は学科内のゼミ全種類の導入から始まるので、古文書の解読・考古学研究・宮大工実習・美術工芸品の復元や修繕の練習などたくさんの体験をさせていただきました。3回生からは希望のコースに合わせて、より深い部分での実習になりました。普通ではできないことや見られないものも多く、非常にたくさんの充実した良い実習をさせていただけたので、満足しています。

満足していること②：学内の図書館が充実している

蔵書数が非常に多かったです。私の所属していた学科以外にも、救命や看護、児童教育、書道など専門的なことを学ぶ学科が多かったので、数々の分野の専門書が非常にたくさんありました。また、論文の検索が簡単にできるパソコンや、外国語の論文集まで揃っていたので、研究していく上で本当に便利でした。美術館などのチラシや、歌舞伎などの舞台のチラシなども置いてあり、最新の情報を得る場所としても有効活用できました。

不満に感じていること：キャンパスの移動に苦労する

キャンパスが山を切り開いて建てられていたので、一番上の建物と一番下の建物とを行き来するのに、階段を4度も登らなくてはいけなかったので、とても大変でした。授業と授業のあいだの休み時間は20分しかないのに、教室が遠いと走って移動してもギリギリ間に合うかどうかといったレベルで、間に合っても息切れが酷くて授業どころではないような状態になることが常でした。山を切り開いているので周りに高い建物があるわけもなく、日陰がほとんどなかったので、特に夏場は余計に体力を奪われてしまうので、かなり大変だったと思います。

不満に感じていること②：学食が狭い

生徒や教員の数に対して、明らかに学食が狭く、席数が少なかったです。昼休みが始まってすぐに行かないとゆっくり座って食べることができませんでしたし、そもそもご飯を購入するまでに20分も並ばなくてはいけない、ということもあるほどでした。そのため学食に遠い校舎での授業の日はお弁当を用意したり、諦めて購買でパンだけ買って済ませたりしていました。せっかくとてもおいしいごはんや季節限定メニューなども出していたのに、非常にもったいないと思いました。

京都橘大学のおすすめ学部：文学部

まず学科の種類がとても多いです。英語コミュニケーション学科、書道学科、歴史学科、歴史遺産学科。どれも将来的に文系の専門研究者になりたい方にとって良い環境が整っていると思います。文系にも関わらず、学内学外を問わず実習が多い学部なので、とても楽しく学べます。

京都橘大学に通って良かった？

校舎に関して大きく不満はありますが、何より「ここでしか勉強できないこと」がどの学部・学科でも多いという点では非常に評価が高いと思います。大学なのに専門学校以上のことを教えていただけるという学校はそうそうないかと思います。また、その分野に特化した有名な研究者の方が先生として教えに来てくださるので、そのような先生に会って話ができたというだけでも非常に良い経験をさせていただけたと思っております。