東京工業大学 大学院の評判・口コミ【情報理工学研究科編】

満足していること：研究室が充実している

理系大学としては日本でもトップクラスの大学であり、教授たちもその道のスペシャリストとして尊敬できる方が多かったです。また、自分と同じ研究分野で第一線で活躍されている著名な教授(他大学)とも、研究会等でご一緒させていただくことができ、非常に恵まれた環境であったと思います。また、同期も非常に優秀な学生が多かったため、より多くの刺激を受けながら、研究に精を出すことができました。設備としては普通ですが、周囲との人間関係という面では非常に満足しております。

満足していること②：サークルに参加しやすい

サークル活動にも積極的に参加しやすい環境であったと思います。週に一度、授業は午前までで、午後は自由にサークル活動を行える日があったため、充実したキャンパスライフを過ごすことができました。自分は比較的時間成約の少ない研究室に所属していたため、年次が上がっても、論文を書きつつスキマ時間でサークル活動を続けていました。最終的には大学院を卒業する６年生までサークル活動に参加し続けることができ、かけがえのない経験を得ることができました。

不満に感じていること：必修の授業に興味が湧かない

広く浅く学んでいた学部時代とは異なり、大学院へは、自分の専門分野をじっくり深く研究していくことを目的に進学する人が大半です。しかし、大学院を卒業するためには、カリキュラム上、総合科目の単位を取得する必要があります。総合科目の内容は、就活対策講座といった研究に役立たないものや、他の研究分野に関するもの、ただの職業訓練のような授業が多数であり、アカデミックな面白さを感じることもできず、ただただ苦痛であった記憶があります。ある程度身に付ける必要はあるかとは思いますが、大学院で必修としてやるほどのものであったかは疑問です。

不満に感じていること②：近隣住民との関係性が良くない

キャンパス内は広い芝生が広がり、春になると満開の桜が一面に広がる自然豊かな環境でした。それ自体は非常によいのですが、環境が良いため、キャンパス内が一種の公園のような扱いをされ、花見をしに来た近隣住民がキャンパス内をうろつくことが多々あります。その一方で、学内から外に繋がる、近隣住民御用達の抜け道を昼休み等に学生が使うと、話し声がうるさいといった苦情がたくさん寄せられます。部外者は大学に入るなとは言いませんが、持ちつ持たれつ、お互い様の関係で近隣住民の方とも過ごせたらもっと良いのにと思います。

東京工業大学 大学院のおすすめ学部：数理計算化学系

自分の好みが大半ですが、数理計算化学系は、理論数学からプログラミング、そして最適化、統計学といったその中間の応用数学など、かなり幅広い分野を学ぶことができます。なんとなく数理系の学問が好きだという人は、学部で幅広く学びながら、自分の好きな道を探すことができるのでおすすめです。

東京工業大学 大学院に通って良かった？

やりたいことがなんでもできたからです。もともと好きな分野で研究をしたかったため入学しました。研究を行う上では非常に恵まれた環境でしたし、自分も思う存分自分の専門分野の研究に没頭することができました。(もちろんそれに対し、教授陣が惜しみなくサポートをしてくれる環境であったことが恵まれた環境たる所以です。)また、勉学だけでなく、サークル活動にも全力で取り組むことができ、かけがえのない経験と仲間を得ることができました。