信州大学の評判・口コミ【繊維学部編】

満足していること：教員の対応が良い

ほとんどの授業は板書で行われます。学生は板書を移したり、教科書を見てノートを取ります。個人差はあると思いますが、レジュメを配布し、パワーポイントを用いた授業では基礎的な部分の理解が不十分になると感じます。授業の方法は教員が各自で決めるため、板書を選んでいるのは良いと選択だと思います。また、学生が授業での不明な点や、学習内容で分からなかった点を教員に質問に行くと快く答えてくれます。学習意欲の高い学生に快く対応してくださる姿勢は素晴らしいと思います。

満足していること②：良い学生が多い

地方の国立大学なので、学生数が少ないこともありますが、非常識な方が少ない印象に思われます。学生食堂での割込みなどもありませんし、キャンパス内でのごみのポイ捨てや喫煙などもないため、学生のモラルは比較的高いと思います。また、実験などでは４～６人での共同作業が多々ありますが、ほとんどの学生は協力し合い、作業を進めることができます。また、日々の学習や実験で不明な点は学生同士で相談しあい、解決することが多いので、日々の学習のモチベーションが上がります。

不満に感じていること：キャンパスが変わる

信州大学では１年間は長野県松本市にある松本キャンパスで過ごしますが、２年生以降では各地域に点在するキャンパスへ学部ごと移動する必要があります。１年生時に在籍していた部活やサークル活動を継続するためには、松本キャンパスへ移動する必要があります。サークルの活動費に加え、交通費もかかるため、比較的出費が多くなります。経済的に余裕のない学生は必然的に部活動やサークル活動に参加できないため、大学生の時にしか味わえない経験をすることができません。

不満に感じていること②：英語の授業が不足している

具体的には英語の授業が足りないと感じております。学部２年生まではTOEICが年に２度行われますが、３年生以降はTOEICやTOEFLは各自で受けることになります。大学院に進学した場合、英語でのポスター発表や英語で論文を書く必要があります。現在のカリキュラムでは英語のポスター発表や論文を書くことが問題なく出来るのは一部の学生に限られていると感じます。英語の重要性を説いてくれるような講演会やセミナーなどを開催すれば、学生のモチベーションはより高まると思います。

信州大学のおすすめ学部：繊維学部

繊維学部では、多くの学科が存在します。例えば私の在籍する化学材料系では、普通の大学の理学部化学科と工学部の化学系の学科の中間のような感じで、理学部で学ぶ基礎的な部分と工学部で学ぶ実践的な部分のちょうど中間部分を学ぶことができます。

信州大学に通って良かった？

全体的に見て、学生の学習意欲は高く、勉強をするにはとても良い環境だと思います。また、最近は若い優秀な教員を雇い始めており、その教員が学会などで賞をもらっていたりと学生の研究に対する意欲は高まっていると感じます。しかし、大学の周辺には娯楽施設は少なく、またキャンパスが各地域に点在しているため、多様な学生と出会う経験が少ないのが残念です。