福島県立医科大学の評判・口コミ【医学部編】

満足していること：CBT、国試合格率が高い

福島県立医科大学は全国の大学の医学部の中では入試難易度は決して難しいとは言えないのですが、4年時に行われるCBTという病院実習前のテストの成績や、卒業時点の医師国家試験合格率の高さは全国でも有数であり、入学後に学生が伸びるより良い臨床医になれる素晴らしい大学だと思います。これは、授業をなさる先生方が常にCBTや国試、臨床の場を意識した授業、ポイントを説明してくださるためだと思います。また、大学内に先輩後輩、友達間で学び合う雰囲気が出来上がっているのも起因していると思います。

満足していること②：部活動が豊富で活発

福島県立医科大学は各学年、医学部約130名、看護学部約80名と、それほど人数の多くない大学で、総合大学などと比べるとはるかに人数の少ない大学です。しかし、部活動の種類はとても豊富で、運動部も文化部もとても充実しています。一人が１つの部活ということもあまりなく、多くの人が２つ、３つの部活を掛け持ちしていて、多い人で５つくらいの部活に入っている人もいます。このような環境は忙しくもなりますが、人とのつながりやあらゆる教養を学ぶ機会が数倍に膨れ上がるとてもいい環境だと思います。

不満に感じていること：通学の便が悪い

まず、福島県立医科大学は福島市光が丘一番地という福島駅から車で15-20分ほどの丘の上にあります。福島市が車社会であるということもあり、多くの学生は車を持って自分の車で通学しています。しかし、1年生の車通学は認められておらず、バスに乗らなければいけません。福島駅前からバスに乗ると、大学まで1時間ほどかかってしまいます。また、これは大学の不満点とは少しずれるのですが、福島交通のバスは驚く時間にルーズで、時間通りに来たところをほとんど見たことがありません。ここは極めて不便に感じます。また、大学は病院に隣接しているため、このバスには多くの患者さんも乗られるので、患者さんも朝から学生とぎゅうぎゅうに混み合うバスに困っていらっしゃると思います。

不満に感じていること②：カリキュラムがハード

医学生たるもの、医師を目指し医療を学ぶためにはそれなりの努力、気力が必要なことは心得ています。しかし(最近の医学部は多くあてはまるかもしれませんが)毎年毎年カリキュラムを変えて、前倒しにし、2年生の前期に至っては週5の実習を課してバイトも部活も諦めなさいと言われるほどです。正直、バイトをせずに生活できない人もいることをわかっていただきたいです。その割に1年生のカリキュラムは比較的楽で、不毛だと思われるような授業もあるため、そう言った点は改善していただきたく感じます。

福島県立医科大学のおすすめ学部：医学部

福島県立医科大学に入学したいために、福島県立医科大学の医学部か看護学部から医学部を選択する、ということはまずないと思います。ですので、全国医学部の中から福島県立医科大学の医学部をオススメする理由としては、上に挙げましたことがあると思います。また、私自身福島に来て思いましたが、福島は自然が美しく、田舎すぎるわけでもなくとても住みやすいです。

福島県立医科大学に通って良かった？

まず、先に挙げましたように、国家試験の合格率が高いような結果が出ていることは、日々医学を学ぶ上でのモチベーションにもつながるため、この大学に通っててよかったと感じます。また、私自身勉強とともに部活も充実しており、運動もして先輩後輩や同期の仲間との良好な関係も築けており、学校と部活の日々を楽しく過ごせています。忙しいからこそ、得られる充実感というものを最近やっと感じられるようにもなってきたため、よかったのかなと思います。