北里大学の評判・口コミ【理学部編】

満足していること：企業からの評価が高い

北里大学は、2017年の採用数を増やしたい大学ランキングで私立・都内で一位でした。私は、理学部生物科学科卒業です。理学部は一般的に、卒業時に必須となっている資格がない反面、卒業によって受験資格を得られる資格もありません。特に、生物科学系はその専門性を活かせる職が少なく、専門性を活かせる製薬業界でも薬学部と競うことになります。つまり、恐らく多くの生物学系の学生は、就活において他の学科より余計に不安を抱えていると思います。北里大学は、企業からの評価が実際に高い傾向があり、他の大学と比べると若干ではありますが、心に余裕をもって就活に臨むことができます。

満足していること②：ハイレベルな大学病院で実習ができる

北里大学は、北里柴三郎の研究所を元に設立された大学で、海外においても知名度があります。また、本大学の病院は、救急救命に秀でておりそのレベルの高さを示していると思います。本大学は医療系の学部が充実しており、さらに学科の実習は大学病院で行っています。北里大学はブランドとなっており、ハイレベルな実習等によって実力をつけることが出来ると思います。そのため、医療系の職業を目指すのであれば、北里大学はかなり条件のよい学校だと思います。

不満に感じていること：一般教養の事務室の対応があまり良くない

私は、海外ボランティア部に所属していました。現在この部は、現在廃部になってしまったようですが、準公認団体として活動していました。（前提として、大学内の評判はかなり良かったです。）私達は、公認団体として活動できるように最善を尽くしましたが叶いませんでした。というのも、ボランティアをするのにボランティア団体に登録料を支払うのですが、その使い道が不透明等の指摘を受けました。翌年、ボランティア団体を変えましたが、やはり公認団体になることは出来ませんでした。また、人数の問題でボランティアに行くことをやめたタイミングで公認団体となった経緯があります。また、出来たばかりのサークルが公認として認められたりもしていました。端からみると、大学側はこの部を、ボランティアに行く限り何かしらの理由を付けて公認団体にしたくなかったように見えます。学生職員の中で不満を持つ人も多いようです。

不満に感じていること②：学部学科間での交流が少ない

他の大学生活がどうか分かりませんが、私の大学では全校で催すものが文化祭しかなく、それも他学部の生徒と交流を深める様なものではあまりありませんでした。また、部活には他学部の人がいますが、基本的にあまり部に入る空気がなく、また、医学部に限っていえば、別の部として活動しているため全く交流がありませんでした。この原因としては、獣医学部・薬学部のキャンパスが2年から移ることと、医学部は6年の在学期間があり、それらの学部を混ぜた部を作る場合、維持や統率が非常に難しいことが挙げられます。また、どの学科も実習等が多くそれに割く時間が少ないことも理由の一つとして挙げられると思います。

北里大学のおすすめ学部：理学部

まず、自分が理学部というのがあって他の学部のことが、いまいち分からないという部分もあるのですが、前述した通り、北里大学は企業からの評価が高く、就職に有利な点と、免疫学・細胞生物学など、基礎分野に強いことで製薬界でも活躍しやすい点があります。理学部生物科学科の免疫学の研究室出身者は、製薬界にとどまらず多くの大手企業に就職をしている実績があります。

北里大学に通って良かった？

理学部の授業は、大学病院ということもあり、割と免疫学だとか細胞生物学、分子生物学といった授業で構成されており、これらの学問は生物学でかなり基礎となる知識でありました。学んでいるときには思わなかったのですが、東大の大学院受験の時に、授業でかなり詳しくやっていた内容だったので凄く助かった経緯があります。基礎の分野に強いため、他の大学の大学院進学を考えた時には非常に強力です。また、多くの研究室が今後の進路に理解を示してくれるため、就活活動や受験勉強に労力を割くことができます。