お茶の水女子大学の評判・口コミ【生活科学部編】

志望理由

私と親との条件が合致するところ(私の条件:食品科学の勉強や研究ができるところ、親の条件:国立大学で資格が取れるところ)で絞って、大学・学部を選び、その中で一番難関と言われるところに決めました。また、大学には寮があり、地方出身の私でも通えそうであるのが決め手でした。現役で受験した結果、前期試験(センター試験の点数×英語、理系科目)では落ちてしまいましたが、後期試験(センター試験の点数×面接)で合格することができました。

大学で勉強していること

一般教養は、英語や英会話が充実していました。一般教養で特徴的だったのは、女子大らしくジェンダー関係の授業があったことです。働く女性を講師として呼ぶものもあって、将来設計の参考になります。専門では、管理栄養士の資格が取れる学部だったので、食品科学や医学をかじり、四年生の時は、保健所実習を1週間、病院実習を3週間行いました。また、分析機器を使用した実験や動物実験も行いました。四年生になったら研究室に配属されます。私は栄養化学研究室というビタミンや脂質を研究しているところに入り、ビタミンが動物細胞に影響する効果を研究しました。

満足していること：インカレサークルが多い

女子大なので、女子としか関わらないのではないか、又はサークルや部活動が少ないのではないかと思われるかもしれません。しかし周辺には他の大学がたくさんあり、インカレサークル(他校と合同のサークル)が乱立しています。特に多いのが、東京大学、早稲田大学、日本女子大学などです。東京大学との合同テニスサークルだけで10以上あるのではないかと思います。サークルの内容も様々で、変わったものだとお散歩サークルがなかなか人気だった記憶があります。同じ大学の子はだいたいインカレサークルで彼氏を作っていました。

不満に感じていること：授業の選択肢が少ない

学生や教授の人数が少ないせいか、選択できる科目が限られています。また、私が通っていた学部は必修科目が多かったので、選択の幅が他の学部よりも狭かったです。人数も少ないので、授業はだいたい同じ顔ぶれでした。他の大学の話を聞くと、自由に講義に参加できたり、面白い授業があったりするようですが、そこまで幅はないかなと思います。また、他大学の授業で単位が取れたり、交換留学が豊富だったりする大学もあるようですが、それがなかった(あったかもしれませんが、周りに利用している学生がいなかったので、かなり利用人数も少ないと思われます)ので、あれば面白かったのかなと思います。

お茶の水女子大学のおすすめ学部：生活科学部

私の所属していた食物栄養学科では、管理栄養士の資格が取れます。国立大学でこの資格が取れるところは少ないので、おすすめです。また、同じ学部の他の学科でも、保育やインテリア、服飾等、国立大学ではあまり研究されていない研究室があるので、そのような勉強がしたい人にはおすすめです。

お茶の水女子大学に通って良かった？

大学の勉強自体は正直思っていたよりそんなに面白いとは思わなかったです。ただ、サークルで他大学の人と交流できたこと、病院実習ができたところ、管理栄養士という国家資格が取れたところ、ある程度の学歴が手に入ったことなどは良かったかなと思います。人数が少なく、アットホームなので周りとはかなり仲良くなりましたし、今でも交流が続く人が沢山います。また、人数が少ないというのもありますが、教授が優しく、単位が取りやすかったです。なかなか落とす人はいなかったです。