名古屋大学の評判・口コミ【農学部編】

名古屋大学の特徴

中部地区の国立総合大学と言うこともあり多くの学生がいますが、おおよそ大学の中央を通っている道路を境に文系学部と理系学部が分かれており他学部との交流はあまり多くありません。自由な校風で多くのクラブやサークルがあり賑やかです。6月上旬に行われる学園祭は4日間にわたって行われお笑いライブなどの多くのイベントがにぎやかに行われ、近隣の方も巻き込んで大盛況です。なお、この大学祭のプレ企画として行われる新入生対象の仮装行列は名古屋の中心地の伏見周辺の道路を利用して行われるので非常に大掛かりです。

満足していること：授業

国立大学と言うこともあり、1学年の人数があまり多くない分、授業や実験では1人1人が落ち着いて取り組むことができる環境だと思います。低学年では専門科目以外にも教養科目も学習しますが、講義の選択肢の幅が広く複数の科目や教授の中から自分が興味を持った科目を選ぶことができ自分の教養を深めるのには十分だと思います。特に理系学部では、1つの学部の中に複数の学科があるので、受験をする際に自分が興味を持った学科に出願することが可能です。

満足していること②：進路・就職

大学自体にネームバリューがあることもあってか、中部地区を中心に全国各地で卒業生が活躍しています。大学の就職支援もかなり充実しており、必要に応じてキャリアセンターを利用できるほか、就職に関して相談員との懇談や学内の合同説明会、面接やエントリーシートの書き方などの就職支援講座もあり、積極的に利用すれば自身の就活にも十分生かせるのではないかと思います。また、枠は少ないですが研究室や学部からの推薦もあり、大手企業への就職も十分可能です。

不満に感じていること：キャンパス

キャンパス内に地下鉄名城線の駅があり、そこまでのアクセスは比較的いいものの、医学部以外はすべて同じキャンパス内にあるため、同じ大学内であっても学部や研究科によってはアクセスがあまり良くない場合があります。特に、低学年ではカリキュラムによっては教養科目を行う講義棟と専門科目を行う学部棟とを移動する必要があるのですが、徒歩で移動する場合は10分程度の休み時間ではかなり急がないと間に合わないケースもあり、大変でした。

不満に感じていること②：ゼミ・研究室

学部や年度によっても異なるとは思いますが、学部1学年当たりの人数が少ないために1つの研究室に入ることができる定員が少なく、人気の研究室に入るのはなかなか難しいです。希望者多数の場合は専門科目の成績によって決まるので、行きたい研究室が倍率が高い研究室だと低学年の内から意識して良い成績を収める必要があります。ほとんどの研究室はキャンパス内にありますが、研究室の中には市外やアクセスのあまりよくない地域に研究室が置かれている場合もあり、その研究室へ行く場合は下宿の場所や交通の足について考える必要もあります。

名古屋大学に通って良かった？

私はもともと、食料生産や動植物の改良と言うテーマに興味を持って大学を探していたのでそういった意味では自分がやりたかったような勉強ができました。また1学年の人数が多くない分同学年の仲がよく、定期的に飲み会などを行って交流があったのでとても居心地がよかったです。私は出身が地方ということもあり、学生のうちに一人暮らしや都会暮らしを経験してみたいという思いもあったので、この大学へ進学したことは自分にとっていい刺激になりました。