長崎大学の評判・口コミ【薬学部編】

志望理由

将来薬剤師になりたかったことと、金銭的な問題を考慮して、国立大学の薬学部に入ることを第一の目標としていました。また、九州地方に住んでいたので選択肢は熊本大学、九州大学、長崎大学の３つに絞られました。その中で長崎大学を選んだのは、学力的に安全に合格できることと、実家から最も近いことが大きな理由です。長崎大学薬学部は他の大学と違い、センター試験の比率が２次試験に比べ大きいことが特徴です。私は２次試験で緊張して思うような点数がとれませんでしたが、センター試験で高得点がとれていたため合格することができました。

大学で勉強していること

入学してから３年間は教養教育として英語と第二外国語（私は中国語でした）、専門科目として物理、化学、生物系の科目を主に勉強しました。薬剤師を目指すコースでは、それとは別に生理解剖学や薬理学など、医療や薬学に特化した科目も勉強しました。３年生の後期になると基礎実習が始まりました。これは、４年生になると同時に配属される研究室の研究内容を知るために、各研究室の実験テーマを体験するものです。有機化合物を合成したり、薬用植物を用いて漢方を作ったりしました。

満足していること：学習環境が整っている

大学の敷地内には、全学部生が利用できる図書館が設置されています。図書館は３階まであり、１階は周囲の人と相談しながら学習できるスペース、２階は本を読んだりパソコンを使用したりできるパソコンルーム、３階は全く物音を立てずに勉強に集中できるスーパーサイレントルームがあります。中間試験や期末試験は図書館の座席は全て埋まるほどたくさんの人が活用しています。また、各学部生が出入りする棟にも小規模ながら勉強スペースが設置されていて、図書館が開いていない場合はそこでも勉強をする事ができます。

不満に感じていること：食堂の設備が整っていない

大学では多くの学生が昼食や夕食を大学の食堂で食べます。食堂の設備の問題点は二つあります。一つ目は、食堂のメニューがほとんど一年中変わらないことです。食堂では麺類や丼もの、定食などが提供されていますが、毎日そこでご飯を食べるとなるとどうしても代わり映えのない献立になってしまいます。二つ目は、座席数が少ないことです。全学部共通して昼休みの時間帯が同じであるため、食堂は大変混雑します。料理を受け取るまでに時間がかかる上、空いている席を探すのも一苦労で、ご飯を食べる時間が満足にとれないことがあります。

長崎大学のおすすめ学部：薬学部

全国各地から学生が集まるため、いろいろな県の特色を感じることができます。また、薬剤師国家試験のための対策だけでなく、実際の現場においての体験学習が充実しています。就職先で実際に使える知識や技能の習得が可能です。

長崎大学に通って良かった？

他の大学と比べることはあまりありませんが、大学で受ける授業の質や先生方には大変満足しています。また、気軽に悩みを相談できる施設が設置されていて、入学したばかりのころでも問題なく過ごすことができました。大学付近には飲食店や大型商業施設もあり、アルバイトの選択肢が広がって良いと思います。毎年開催される学祭も大賑わいで、スポーツ大会や有名人のライブも同時に行われるので、毎年参加して学生生活を満喫しています。