國學院大学の評判・口コミ【経済学部編】

國學院大学の特徴

國學院大学には神道学部があり、神社のお家出身で将来神主や巫女になるための講義が充実しています。父祖の跡を継いで神職になりたい、将来神社に奉仕してみたい、などと考えている人が、神道文化学部で学んでいます。神職資格を取得するには、祭式作法をはじめ、たくさんの科目を学ぶ必要があるようです。渋谷のキャンパス内には神社もあり、白装束を着た学生が儀式の練習をしているなど、普通の大学では見ることができない光景があります。地方各地の神社から集まった神道学部の人と友達になって神社の話を聞くのも、非現実的で面白いです。

満足していること：キャンパスの立地

まずはじめに、渋谷の中心地なので交通の便がよく、大学周辺に遊ぶ場所が多いところが挙げられます。渋谷の駅からバスで10分弱、歩いても20分ほどで大学に着くため、交通の便利さは格段に良いです。また、近年校舎の建て替えが行なわれたため、古い歴史を持ちながらも建築物が近代的で清潔感に溢れているところも魅力です。神道学部があるため、キャンパス内では神主や巫女が構内を歩くなど他大学ではありえない光景も楽しめます。

満足していること②：留学制度

他国との提携大学への長期交換留学制度や、インターンシップ、セメスター留学制度などが充実しています。英語圏ではニュージーランド、カナダ、アメリカ、イギリスに提携している大学を持ち、中国語圏でも台湾と上海の大学で授業を受けることができます。英語圏への留学の必要条件がTOEIC550点以上であることも、気軽に留学しやすいポイントのひとつです。また、他国からの留学生と交流しながら日本の歴史を学ぶ、英語で進められる授業もあり、国際交流も多彩に行うことができます。

不満に感じていること：ゼミ・研究室

演習と呼ばれるゼミに在籍する学生はそもそも学生全体の3割ほどで、ゼミに入る際に厳しい面接と試験があります。2年次からゼミが始まりますが強制ではありません。自分の好きな分野、勉強したい分野を選択するのがなかなか難しい時期だけに、最初の試験や面接に気圧されてゼミを諦めてしまう人が多い印象があります。また、適当な教員だと、10年以上同じゼミ紹介文を掲載していたり、課題内容が何年も同じというところもあるようです。

不満に感じていること②：キャンパスの環境

キャンパス内に落ち着いて勉強できるスペースが少ないのが難点です。AMCや図書館、各建物内には少しずつテーブルと椅子が設置されていますが、場所によってはとても座り辛く「長居したくない」ような作りのテーブルや椅子が至るところに見受けられます。また平日はキャンパス内に学生が多く、キャンパス自体も広いわけではないので、落ち着ける場所を求めて彷徨う学生の姿が多く見られます。もう少し自習したりくつろいだりするスペースが充実していれば良いのになと思います。

國學院大学のおすすめ学部：経済学部

國學院大学経済学部の良いところは、卒業論文が必須でないことです。最近では卒業論文は書くのが当たり前という風潮があるようですが、國學院大学ではゼミに入らない場合は卒業論文無しで授業単位だけで楽に卒業が出来ます。

國學院大学に通って良かった？

良い面では、国際的な流れに乗って、語学の授業で外国人の講師を起用しているところが挙げられます。しかし、英語のクラス分けがずさんで、クラス内で外国人講師の話す英語が理解出来る学生、出来ない学生の差が激しいです。また講師も非常勤講師だからか、適当な人が多い印象を受けます。外国人講師とコミュニケーションをとりながら英語をしっかりと勉強したい学生にとってはマイナスポイントですが、語学ビギナーの大多数の学生にとっては楽しい授業なのかもしれません。