沖縄大学の評判・口コミ【人文学部編】

志望理由

私は幼い頃から小学校教諭になることが夢だったため、沖縄県内で小学校の教員免許が取得できる琉球大学を受験する予定でした。しかし、友達に誘われて行った沖縄大学のオープンキャンパスで、偶然こども文化学科の先輩方が行っている模擬授業を目撃し、なんて楽しそうな授業をするのだろうと感動しました。それ以来私は沖縄大学への興味をもち、琉球大学と沖縄大学の2校を受験することになりました。その結果、琉球大学は不合格、沖縄大学は合格となったため、そのまま沖縄大学に入学しました。

大学で勉強していること

1年生の頃は専門的な授業はほとんど無く、他の学科の人達と一緒に受けるいわゆる｢共通科目｣がほとんどでした。2年生に上がってからは急に専門科目が増え、2年生と3年生の2年間でほとんどの専門科目は終了します。専門科目の具体的な内容は大きく分けると3種類あります。1つめは各教科（小学校で習う教科全て）の基本的な知識や技能を習う授業です。2つめは各教科の授業力を身に付けるための基本的な知識や技能を習う授業です。この授業では実際に模擬授業を行うことがメインとなってきます。3つめは教職論や教育法などの教育関連の基本的な知識を学ぶ授業です。これは主に教職教養に関係する内容がほとんどです。そして4年生にあがると教育実習があり、それをクリアすると晴れて卒業となります。

満足していること：雨に濡れずに学校中を移動できる

大学の校舎の規模自体がとても小さいということもあり、1歩も屋外に出ずに大学中を移動することが可能です。大学の校舎は主に本館、2号館、3号館があり（今年度から新しい校舎が増設されましたが…）それら全ての校舎は屋根付きの渡り廊下等でつながっているため、一切外に出ずに学校中を動きまわれます。私が入学する前に、当時の先輩方から、｢沖縄大学の1番良いところは雨に濡れないところだよ｣と言われた事がありましたが、当時の私には大して良いところとは思えませんでした。しかし実際に入学してみると、大学では全ての授業が移動教室のため毎時間移動をする必要があり、その際に雨の日でも全く濡れずに登校から下校まで過ごせるため一日中快適に過ごせるという事に気付いた時に、先輩の言葉の意味をようやく実感しました。

不満に感じていること：自習スペースが少ない

校舎が小さいということもあり自習ができる場所はあまり多くはありません。しかしそれにも関わらず学校内で自習する人はもちろんたくさんいるため、どこに行っても自習をしている先約がいて、中々誰もいない環境や落ち着いている環境、静かな環境を探すことが難しいです。沖縄大学は1学年だけでも（私の推測ですが）500名程度はいると思います。4年生まで合わせると2000人以上はいるはずなので、その人数と校舎の規模は全く合っていないように感じます。

沖縄大学のおすすめ学部：人文学部

教員過程の履修が必須のため、教員免許を取得したいと思っている方からすると良いと思います。教育課程が必須ではない学部だと教職関係のことを教授も中々教えてくれないため、自分だけで免許取得を目指す方からするとちょっと苦しいかな、と思います。

沖縄大学に通って良かった？

通わなければよかったとは全く思いませんが、通って良かったかと聞かれると全くそんなこともないと思います。正直、教員免許を取得できたこと以外に特に沖縄大学だからできたこととか、沖縄大学だから良かったことは思い当たりません。大学生活を思い返してみると、経験してよかったと思える経験は全て大学とはあまり関係ないため、他の大学でも同じように経験できたことだと思います。なので教員免許さえ取れればどこの大学でも同じだったかな、と思います。ただ、沖縄大学に入学したからこそ出会えた仲間はたくさんいるため、それだけは今でもすごく良かったと思います。