金沢大学の評判・口コミ【医薬保健学域編】

志望理由

馴染みの地である北陸の国立大学に絞り大学選定を行いました。北陸にある国立大だと金沢大学が良いと周囲の人が口を揃えて言うので金沢大学を選びました。男女平等が謳われていても給与面で平等とはまだまだ言い難い環境にあるかと思います。結婚してもしなくても、女である私が自分の力で生きていける仕事は何かと考えたときに、AIが発達してもなくなることのない仕事は看護師だと思い看護学を専攻しました。

大学で勉強していること

1年生では共通科目を履修し、2年生以降は看護とは何たるかというところから始まり、病理や患者へのケア方法、ベッドメイキングや体位交換、注射などの実技を学びました。3年生になると実習が始まるので付属の大学病院や近隣の病院に行き、患者を受け持ち、看護プランを立て、患者のより良い治療・生き方を考察しました。4年生になるとグループに分かれて看護研究を行い、最終的には研究結果をグループ発表し課程を終えます。

満足していること：専攻以外でも夜間に学べる場がある

忙しい学部だと専攻以外で興味のある授業があってもなかなか履修できない環境にあるかと思います。金沢大学は一般の市民向けに夜間の授業を開いており、興味のある学生は無償で参加することが可能です（単位としても認められます）。昼の通常授業の時間に履修することができなくても、夜に学べる機会があるのは良いことだと思います。この夜間の授業への参加を通して、最終的に私は短期ですが海外留学に行くことができました。

不満に感じていること：授業選択の幅が少ない

看護学専攻のため専門の授業が多いのは仕方がないことだと思います。ただ、色んなことを勉強してみたい、チャレンジしてみたいという思いがある人にとってはやや窮屈な内容かと思います。例えば、通年の必修授業があるので、後期に留学に行きたいと思っても、留学すると前期・後期を全て履修しなおす必要があります。また留学まで行かずとも火曜の2限目は共通のこの授業を取りたいと思っても、そもそもキャンパスが違うので受けることはできません。受けたとしても必修科目が未履修になるため、留年の必要があります。専攻している身として学ぶべきことはしっかり学ぶべきですが、少しでも融通の利く授業編成であればよかったなと感じます。

金沢大学のおすすめ学部：看護学専攻

まず、私の所属していた看護学専攻は必修の科目が多く、他学専攻と交流する場がほとんどありませんでしたので、比較材料があまりありません。ただ1つ言えるのは看護学部は金沢大学の中では苦労をして授業を受ける必要のある学部だということです。他学専攻の知人を見ていると、ほとんどバイトをして過ごす人もいました。看護学専攻でもバイトはできますが、後期まるまるバイトのような過ごし方はできません。大学は学ぶ場なので、勉強する機会を与えてくれる学部が良いかと思います。

金沢大学に通って良かった？

先生によって授業の優劣があるのは仕方のないことです。病院実習中に先生の言うことに従い行動した結果、病棟勤務の看護師に叱られ、それを見てもフォローがないということも多々ありましたが、素晴らしいと思う先生も多くいらっしゃいます。入学当初は看護師は医師のサポート役という認識でいましたが、そうではないということを教えてもらいました。看護という面でだけでなく、自分自身の生き方を見つめなおすきっかけにもなったように思います。