長岡技術科学大学の評判・口コミ【電気電子情報工学専攻編】

長岡技術科学大学の特徴

長岡技術科学大学には、9割以上が高等専門学校卒業者です。多くの学生が3年次編入の形を取って入学します。センター試験を受けて入学する方の多くは、工業高校出身者です。また、8割以上の学生が専攻科まで進み、大学院修了という形で卒業していきます。残りは4年次に、大学修了という形で卒業していきます。校内の学部は工学部のみで、専攻過程が機械・電気・材料・環境・建築・原子力に分かれます。技術系だけあって、就職率は極めて高いです。

満足していること：進路・就職

就職率の高さが一番の魅力です。特に前項でも記述しましたが、高専卒業者が多く進学するため、3年次に編入後1年以内に各研究室やゼミへ配属されます。そのため、より実践に近い環境の研究を行うことが出来ます。このことが、もともとの知識に加えて技術力の向上につながり、結果として就職率の向上につながっていると考えられます。また、企業との共同研究を行っている研究室が多く存在します。ゆえに、学生たちは、早い段階から企業の特徴を掴んでいる傾向が強いです。

満足していること②：授業

長岡技術科学大学では、4年次に半年間ほど、職場体験として企業へインターンを行います。授業として単位がもらえますが、インターンとしての特色が濃いです。私も、某大手総合電機メーカへ行きました。この経験は、技術科学大学ならではだと考えています。企業に行くことで先端技術に触れる機会が多くなり、また、会社とはどういうものかも理解することが出来ます。ちなみに、研修中は社員扱いとして給料も出ることがあります。私は1日1000円でした。お昼代くらいにはなります。

不満に感じていること：キャンパスの立地

新潟県の長岡市の山沿い側に立地します。駅から少し離れており、車で15～20分程度です。大学近隣には、スーパーや大型量販店が少ないです。とりわけ冬場は豪雪地帯のため不便さを感じます。遊ぶ場所も少ないので、大学生にとっては少し寂しいところです。車は必須アイテムと考えてください。移動の多くは、車だと考えてもらえればいいと思います。長岡市自体、最近では開発が進んでいますが、まだまだ地方の中核都市のため首都圏の大学生活をイメージしている方にはおススメは出来ません。

不満に感じていること②：キャンパスの環境

前項でも記述しましたが、長岡市は豪雪地帯です。特に冬場12月～3月上旬までは、雪が壁のようになっていることもあります。非常に寒いです。何より、雪が多いためスリップ事故などは日常茶飯事です。また、朝方除雪車が来ていない場合、道路に出ることも叶いません。車からの雪下ろしも必須ですので、30分ぐらいは余裕が必要となります。除雪道具と長靴、防寒着は現地で購入した方がよろしいと思います。性能が首都圏のものより良いように感じました。立地の悪さと相まって学生の生活には不便さがついてくると思ってください。

長岡技術科学大学のおすすめ学部：電気電子情報工学専攻

最近の技術系の就職を考えた場合、電気系の学生を多く欲している印象を受けています。事実、これからはIT社会のため、電気系や情報系の学生が重宝されるでしょう。工学系の大学のため、身につく学力も重要ですが、実践で使える技術を多く学べるため、この学部を推させていただきます。

長岡技術科学大学に通って良かった？

必ず、身につく技術があります。私の場合、高専卒業で就職も考えましたが、その場合では高校卒業者と同列に扱われることも多く、損をしてしまう印象です。特に、電気系ならばデバイスコース・パワエレコース・情報コースと学部内でさらに3つのコースへ分かれることで、より専門性に特化した勉強や研究が出来ます。現在、卒業して就いた仕事は学生時に行っていた研究の延長であり、非常に積極的に取り組むことが出来ています。なにより、会社に入ってから第一線ですぐに使えると言われたことが嬉しい限りです。