大分大学の評判・口コミ【教育福祉科学部編】

志望理由

私は社会福祉士の資格を取得するために大学へ行くことを決意し、経済状況や地域の関係性から四年制の国公立大学を受験しようと考えました。その中で、出来るだけ社会福祉士の国家試験の合格率が高い大学がいいと考えて調べたところ、大分大学教育福祉科学部の社会福祉コースが合格率が全国トップレベルと知りました。経済状況や地域性も問題なく、オープンキャンパスにも行った結果、福祉に熱い教授も多くいらっしゃったため、この大学を受験しようと決めました。

大学で勉強していること

入学した学部では社会福祉士国家試験の必須科目を集中的に勉強しました。高齢者福祉論、児童福祉論、障害福祉論、公的扶助、社会保障などの日本の福祉制度についての講義の他、ソーシャルワーカー論や介護概論などの社会福祉士として実践する際に必要な技術を身につける講義を主に受けました。2年次、3年次には福祉実習も行い、地域の様々な福祉施設へ伺い、様々な利用者の方との交流を行いながら実際のソーシャルワークのあり方についても学びました。

満足していること：独自の国家試験合格計画がある

四年生になると国家試験合格のための大学独自の取り組みが行われていました。講義も少なくなり、卒論や就活と並行してこの講座に取り組んでいました。毎日学んだことを指導教授にメールし、毎月一回はこの内容についてのテストを生徒一人ひとりに行ってくれました。自宅学習ではなく学内のコースの教室での勉強を推奨しており、毎日のミニテストの結果によって点数をつけ、成績の悪い者は強制的にその教室で勉強させていました。月に一回、そのテストとは違うテストを行い、そのテストは合格するまで毎日何度も行われていました。一見すると理不尽な環境に思われますが、この制度のおかげで勉強が苦手な生徒も難しい国家試験を合格することができ、試験後は皆がこの制度で取り組んで良かったと大学側に感謝していました。

不満に感じていること：キャンパスが田舎すぎる

多くの学生が通っている旦野原キャンパスは大分市の郊外に位置し、率直にいうと山の中にあります。近くに駅やバス停はありますが本数が少ないため、たくさんの友達が通学が不便だと言っていました。夜のキャンパスは虫や野生動物が多く出現し、私も野生のイタチやウサギのようなものを何度も見ました。キャンパス周辺に多くの学生が住んでいる地域があったのですが、近くのコンビニに行くまで徒歩10分かかる場所もあり、買い物も不便に感じていました。

大分大学のおすすめ学部：健康福祉学部

教育福祉科学部に所属していましたが、入学2年後に社会福祉コースは健康福祉学部へと移動したので現在の健康福祉学部がおすすめです。私たちの頃よりも実習や講義の内容が充実していると聞いており、他の心理コースや理学療法コースとも連携が取れているため、福祉に関する新しい見方や知識をより得やすくなったと感じています。

大分大学に通って良かった？

大学に入学したおかげで夢だった国家試験に合格し、社会福祉士になれたからです。サークル活動やボランティアにも積極的に参加することができ、充実した4年間を過ごすことができました。他の大学や県外の大学の話を聞くと、環境の利便性に不満はあったものの、大分大学の社会福祉コースの評判が良かったことも踏まえて福祉施設や制度が他地域より充実していたように感じるので、福祉の勉強をするには最適な環境かつ大学だったように感じます。