中部大学の評判・口コミ【人文学部編】

志望理由

元々ロボットに興味がありましたが、ロボットの制作・設計ではなくロボットの文化や精神性を学びたいと考えており、理系ではなく文系でロボットや文化について学べる大学を探していました。そのような中で、ロボット科を新設する予定があるなど電子・工業関係に強く、また人文学部でもそうしたロボット関係の題材を扱っていると聞き、この大学を受験しました。

大学で勉強していること

日本語日本文化学科ということですが、「日本語」にあたる部分としては主に外国人に対する日本語教育という題材が多いです。日本語そのものに対する学習はあくまでその過程として行う形となっていますが、日本語自体の学習という面でも崩し字について体系的に学べるのは特徴的な点です。「日本文化」としては古典から太宰治などの近代文学などを幅広く学べる文学系と、能のような古典芸能を中心とした文化系が中心となっている他、日本の文化という題材の元書道の書き方ではなく歴史や文化について学ぶ講義も存在します。

満足していること：就活に対するサポートは随一

中部大学では全国有数の就職率を喧伝しています。2年生からはキャリア形成支援プログラムとして幅広い業界から講師を招き、業界に対する知識支援を行っています。また、学部・学科に関わらず大学に所属している各分野の専門講師から指導を受けることができ、これにより将来のキャリアプランを2年生という早期から改めて見直すことが出来ます。3年生からは就職サポートプログラムとして就活に際するマナーや服装などの各種講義が始まり、自己PRの添削や面接の練習などの支援も手厚いです。就活に際して外部の講師や就活支援企業も積極的に取り入れており、高い就職率も納得できるものがあります。

不満に感じていること：学部により設備に差がある

歴史が長い大学ということもあり、一部古いままの設備もあります。また、学部により講義箇所が分かれているのですが、理系の学部は文系の学部に比べて施設が新しく、研究予算なども多く割り振られています。無論、それ自体に問題はないのですが、どうしても他学部の講義を受けに行く際などに設備の差や講師・学生のやる気の違いを明確に感じます。満足している点では就活へのサポートの厚さを挙げましたが、やはり学生の本分は勉強ですので、特に文系の方はしっかりとした目的意識を持たなければ「就職支援組織」のままに終わるかもしれません。

中部大学のおすすめ学部：工学部

やはり大学としても超電導を始めとした分野の研究を進めていることもあり、理系学部をおすすめします。特に、ロボット理工学科は比較的近年に設立された学部であり、大学もかなり力を入れている学科です。分野としてもロボット関係ならば、これからの時代間違いなく役に立つ分野でしょう。新設なので就職実績こそ薄いものの、これからに期待できる学部です。

中部大学に通って良かった？

大学自体には満足しています。講義の内容としても外国人から日本語がどう見えるのか、どう学習していけば良いのかというのはこれからの時代でも間違いなく役に立つ知識ですし、もちろん自身が他言語を学ぶ際にも活かすことができます。日本文化の学習としても古典に対してその研究を専門分野としている方から学べば、これまで学習したこととは全く違った見方が出来るようになります。また、近代の日本文学について、文学自体だけではなく文学者や文学が書かれた背景についても体系的に学べたことは大変満足ができました。