流通経済大学の評判・口コミ【経済学部編】

志望理由

商業高校出身なので、地元である茨城県で商学や経営学について学べる大学であったことが第一の理由です。また、将来の目標である高等学校商業科の教員になるための教員免許が取得できることもこの大学を選んだ理由です。流通経済大学は様々な種類の入試方法があり、私は指定校推薦制度で入学しました。試験内容は事前の作文提出（大学に入ってやりたいことや将来の目標について）と面接試験でした。面接試験は事前に提出した作文を少々深掘りした程度の内容であり、そこまで難しい内容ではありませんでした。

大学で勉強していること

流通経済大学は「実学主義」を大学の特色として掲げており、それに則った教育活動が展開されています。大学の設立母体が物流企業の日本通運であることから、物流業界をはじめとした様々な業界から外部講師に来ていただき、講義をしていただく機会が学部学科を問わず多数用意されています。実際に業界に従事している方のお話を聞くことにより、教科書や教員の話だけでは学べないようなことも学べたので良い経験になります。また、流通経済大学は経済、社会、流通情報、法、スポーツ健康の5学部があり、受講できる科目は限られていますが、他学部の講義を受けることもできます。私は経済学部と流通情報学部とスポーツ健康科学部の講義を受講し、専門分野に限らず幅広い教養を身につけることができたと感じております。

満足していること：興味関心に合わせて学べる

流通経済大学では専門分野はもちろん、語学や情報機器の操作、キャリア教育、一般教養（国数社理等の基礎科目や文化・芸術など）の授業が必修となっています。なかでも一般教養科目は自分の興味関心に合わせて自由な組み合わせで履修することができるので、自分自身を高めることができたと感じています。一般教養の先生方はわかりやすく非常に親切な先生方が多いです。たとえ中学・高校の内容でつまずきがあっても、懇切丁寧に指導していただけます。科目数は限られていますが、他学部の科目を受講できたことも今の自分の職業に役立っています。

不満に感じていること：分野によっては深い内容が学べない

私は経営学科の所属で簿記・会計が専門です。流通経済大学の経営学科はマネジメント、流通・マーケティング、会計ファイナンスの3つを軸に講義が展開されていますが、私の専門である会計については基礎的な科目しか用意されておらず、何か物足りない感じでした。卒業研究も他のマネジメントやマーケティング専攻の学生たちはそれぞれの専門分野について研究していますが、会計ファイナンス分野については企業の分析等、会計ファイナンス色が強い卒業研究を行った人はいませんでした。せっかく学科の3つの柱に会計ファイナンスを掲げているので、もう少し深く学べる講義があればよかったなと感じています。

流通経済大学のおすすめ学部：流通情報学部

流通は私たちの生活に欠かせない存在です。また、これからの時代はますます情報化が進んでいくことが予想されているため、流通情報学部で学べる内容は卒業後も必ず役立つと思います。人々の生活の支えになる、これからの時代を創っていく、まさに大学が掲げる「実学主義」の特色が生かされている学部であると思います。

流通経済大学に通って良かった？

先生方に恵まれた大学です。マスメディアでコメンテーターとして活躍する先生、各分野で活躍する先生など多彩な先生方がいらっしゃいます。しかし、先生方の素晴らしい点を学生に還元できていないと強く感じます。学生側にも問題があるかもしれませんが、教員側の「教える技術」を磨いた方が良いという先生が、ごく少数ですがいらっしゃいます。