東北女子大学の評判・口コミ【家政学部編】

志望理由

青森県にある数少ない4年制大学であり、専門性の高い授業を受けることができ、また資格を取ることができることが何より魅力的でした。また、女子大ということや制服のある大学であるため、無理に背伸びをしたり、服装選びに時間を割くのではなく、興味のある分野の勉強に集中して取り組めると思えました。さらに、専門の資格を活かした就職率が例年90％以上であることに安心感を抱き、この大学であれば就職先に困らないだろうと思い、受験することを決めました。

大学で勉強していること

管理栄養士課程を履修していたので、調理学実習や臨床栄養学などの専門的な講義を受講していました。1年次は卒業必修となる一般教養課程の授業が多く、なぜこの学校に進学したのかわからなくなる人が私を含め周りに多数いました。ただ、2年次から専門教養課程が始まると自分の興味のある分野の勉強ができるようになるので、同じ授業をとる人同士で切磋琢磨して勉強に取り組んでいました。理系科目が多いので実験系の講義では授業が伸びに伸びて3～4時間かかることもよくありましたが、苦労した分だけ経験と知識が結び付けられ、実のある授業だったなと思います。

満足していること：学費が格安

私立の4年制大学としては学費が格安であったおかげで、金銭的余裕があまりなくても奨学金のみで学費を納めることができました。家族の反対もあったなか、私のわがままで進学させてもらったので、生活費はアルバイトで稼いで学費は奨学金でまかない、仕送りをしてもらわずとも学生生活を送ることができたと思います。元々頭がよかったわけではなかったので、学費の安い国公立の大学への進学は考えられませんでした。この大学でなければ進学は叶わなかった、という声は自分だけではなく周りの友人たちからもよく耳にしました。学びたかったことを4年間じっくり学べたのはこの学費設定のおかげが大きかったなと思います。

不満に感じていること：進学率が低い

専門性の高い分野なので、学ぶことがとても楽しいと感じていました。なので、4年次に就職先を決める際、他大学の大学院への進学例があれば、進学した人の声を聴くことができたらよかったなと思っていました。元々就職率のとてもよい大学でしたが、学ぶことの楽しさをもっと突き詰めるためにも、他大学の大学院への進学という進路を学校側からも提示してくれたらよかったのになと思っていました。大学からは就職に関する相談やサポートは手厚く用意されていましたが、就職以外の進路もあるということはほとんど聞いたことがなかったので、どのようにして進学しているのかすらわかりませんでした。なので、進路指導では就職だけではなく進学に関しても教えてほしいなと思っていました。

東北女子大学のおすすめ学部：家政学部

単科大学なので学部は家政学部しかありません。健康栄養学科では管理栄養士課程が整備されているので、通常は『就学期間＋就業期間＝5年間』ないと受験することができない管理栄養士試験の受験資格を在学期間の4年間でとることができるので、管理栄養士試験に合格しやすい環境です。栄養士資格ではなく管理栄養士資格を持つことで、より良い条件で就職先を探すことができると思います。

東北女子大学に通って良かった？

私の通っていた大学は4年制大学でありながら制服があったり、頭髪も茶髪禁止（髪を染めること自体を禁止）など、高校生のような校則のある学校でした。また、生徒指導の先生は厳しく、だらしのない服装や華美な化粧は注意される人が多く、模範的に過ごすことを求められていました。このような生活を4年間過ごしたのちに就職が待っているのですが、大学がとても厳しかったこともあり、就職してからの方が自由が多く感じられます。社会人生活をスタートさせた際には「落ち着きがある」「しっかりしている」と評価されることが多く、好調なスタートを切ることができたと思います。