フェリス女学院大学の評判・口コミ【音楽学部編】

フェリス女学院大学の特徴

キリスト教系の大学なので、大学1～2年の間はキリスト教の授業が必修単位であります。キャンパス内にあるチャペルで毎日行っている礼拝があり、それに出席をしてレポートを書くという一見専門的のような内容もありますが、勿論学生はクリスチャンではない人の方が圧倒的に多いため、授業も宗教への知識が浅い人にもわかりやすく、礼拝も行ってあたふたするようなことはありませんでした。また聖歌隊やクリスマスのキャロリング等もあり、非常に勉強になりました。

満足していること：キャンパス

ほとんどの学生が通う緑園キャンパスと、3年以上の音楽系の人が通う山手キャンパスがあります。緑園にあるキャンパスは設備がとても綺麗で食堂にも女子大ならではの健康に気を使ったメニュー等が沢山あります。また大きな図書館があり、自習室なども整っていて試験前にはよくいっていました。図書館の地下にはオーディオコーナーがあり、様々なＣＤやビデオを個人、また友人と見ることができます。山手キャンパスは山手の丘の上に建物が点在しており、歴史ある雰囲気のあるキャンパスでした。現在は順次改装をしているらしく、どんどん建物が綺麗になっているようです。

満足していること②：授業

総合大学ならではの利点だと思いますが、自分の学部以外にも興味のある他学部の授業を受けることができます。私は音楽学部でしたが、英文科の授業や古典の読解の授業を履修していましたし、逆に合唱などの授業に音楽の専攻ではない学生がいることもありました。自分の専門以外も、興味がある分野は幅広く学ぶことができます。また語学のカリキュラムが非常に充実しており、多数の言語が履修できるほか、基礎的な授業から週に5コマ程の授業がある語学を専門的に学ぶコースも選ぶことができます。学びたいと思えばどんどん何でも学べる環境だとおもいます。

不満に感じていること：進路・就職

音楽学部だからということもあったかもしれませんが、就職に関しては全くフォローが得られませんでした。学校としては就職率に力をいれているようですが、そもそも音楽学部の人が3年目以降に通う山手のキャンパスには就職支援室のようなものがなく、授業棟のロビーに大きい求人の入ったファイルがどんと置いてあるだけでした。結局就職支援室があるキャンパスまでわざわざ移動する余裕もなく自分で就活をしましたが、せっかくなのでもっとフォローをしてもらえたらもっとよかったらと思います。

不満に感じていること②：ゼミ・研究室

音楽学部の演奏専攻の人に限った話になってしまいますが、他の学部と違ってゼミがありません。個別に専攻楽器のレッスンがあるのでそれがゼミ代わりということなのでしょうか。ゼミというものに多少の憧れを抱いて大学に入ったので、いざゼミが無いと知った時は少し残念な気持ちになりました。自分の研究や専攻の勉強は基本先生と一対一で行うことになるので、ゼミでわいわい共同作業をしているのを見かけると、少しうらやましい気持ちになりました。

フェリス女学院大学に通って良かった？

他の大学に行った友人などの話をきいている限り、比較的必修単位は少ないのではないかと思います。また加えて他学部の授業も履修できるため、自分の学びたい単元を効率よく学ぶことができると思います。また授業とその他のバランスも取りやすくバイトをしたり習い事をしたりが上手くできる環境だと感じました。緑園と山手、両方のキャンパスとも繁華街などではないので、大学の帰りに友人とご飯を食べに行くときなどは少し移動が面倒であったり店が限られてくることもありましたが、基本的には雰囲気も授業も良い大学であったと思います。