放送大学の評判・口コミ【心理と教育編】

放送大学の特徴

放送大学と他の大学との大きな違いは、学生の多くが働きながら勉強しているということです。又、定年退職後に放送大学に入学する人も多く、年齢層が幅広いのが特徴として挙げられます。勉強方法は自宅パソコンで放送授業をインターネット視聴する人が多いですが、テレビやラジオでも放送されているので、これらを聞いて勉強している学生もいます。各都道府県に学習センターがあるので、そちらで視聴することも可能ですが、仕事をしている人が多いので利用している学生は自宅学習に比べて少ないです。ただ、主に土日ですが大学教授から直接講義を受ける面接授業もあります。

満足していること：授業

放送大学の教授は、他の大学でも教授だという先生が多くおられます。例えば、現在東京大学名誉教授で放送大学でも教授をしているということです。放送大学教授の経歴などをみると、現在も一流大学の教授をされている先生が多く、教授の質のレベルでは間違いなく日本ではトップレベルだと思います。又、面接授業より放送授業の数の方が多くありますが、放送授業は自分の好きな時間で視聴でき、又、パソコンが持ち運びできるのであれば自分の好きな場所で視聴することができます。まとまった時間が取りづらい社会人にとっては、大変スケジュールがたてやすくなっています。

満足していること②：キャンパス

放送大学キャンパスは、日本全国にあります。面接授業は各放送大学学習センターで行われていて、好きな学習センターの面接授業に参加することができます。又、面接授業の講義内容については地域特有の文化や歴史などについて学べる授業もあり、学生の中には好んで他府県の放送大学学習センターの面接授業に参加する人もいます。又、他府県の学習センターに行くことで、新しく友人を作ることができます。又、放送大学キャンパスは他の大学の敷地内にあることが多く、各放送局学習センターは、それぞれ特色があり日本中の学習センターに足を運ぶ学生もいるほどです。

不満に感じていること：サークル

放送大学の学生は社会人が多いので、ほとんどの学生は学習センターにはあまり来ず、自宅で学習をしています。そのため、どうしても、サークルなどは他大学に比べあまり活発ではないです。勉強に集中できるという点では良いことかもしれませんが、学生が集まって時間をかけて何かをするということはあまりないので、他大学が羨ましいと思うこともあります。私が通っている学習センターにはサークルが１つありますが、興味がない分野ですので参加していません。もう少しサークルの数があれば良いなと思います。

不満に感じていること②：友人ができにくい

私は普段会社員をしていますので、放送大学の授業は主に自宅パソコンで視聴しています。休日も予定が入る日もあり、放送大学学習センターに行くのは月に数日程度となっています。そのため、会話をすることができる放送大学の友人は数人程度しかいません。面接授業で隣になった学生とは親しくなることはありますが、その後は顔を合わせることがあまりないため、友人を作るキッカケもあまりないです。私が通う学習センターでは年に一度日帰り旅行がありますが、一日時間が拘束されるため参加したことがありません。このようなイベントがもっと増えれば良いなと思います。

放送大学に通って良かった？

やはり、私のような中年になると家庭や仕事に費やす時間が多くなり、勉強できるまとまった時間を確保することは難しくなってきます。その点、放送大学では好きな時間と場所で放送授業を視聴することができ大変助かっています。又、放送大学は10年間在籍することができ、10年で卒業できなければ続けて再入学することができます。私は放送大学がなければ大学に入学することはできませんでした。時間に追われることなく自分のペースで勉強できる放送大学に入学できて大変良かったと思います。