放送大学の評判・口コミ【心理と教育コース編】

満足していること：勉強しやすい環境が整っている

放送大学という名称の通り、テレビやインターネットで授業を見ることができます。インターネットを利用すると、いつでもどこでも自分の都合の良い時に講義を受講することができます。通学生の大学のように決まった時間に登校して授業を受けたり、通学で時間をとられたりする必要がないので、アルバイトをたくさん掛け持ちしながらでも勉強することができます。学生の中にはフルタイムで仕事をしながら勉強をしている方も多くいます。

満足していること②：心理学のレベルが高い

放送大学で学べる心理学の内容はレベルが高く、4年間勉強して必要な試験を受け合格すると認定心理士の資格をとれたりします。通信教育だとどうしても通学して受ける授業と比べて質が落ちてしまうのではないかと不安に思っていましたが、全くそんなことはありませんでした。また心理学の実験などは、実際に学校に通って対面で行うことができます。卒業後に大学院に進んで専門職を目指す人もいれば、教育や福祉の仕事にかかわりながら放送大学で心理学を学んでいる人もいます。

不満に感じていること：就職にあまり役立たない

教養をつけたり、好きなことを学ぶための場としては非常に素晴らしい大学なのですが、就職に関してはあまりブランドが役に立ちません。心理学など専門職を目指すのであれば問題ありませんが、一般企業に就職することは難しいと思います。入学試験が無く誰でも入れる学校というのもあるでしょう。これからの時代、インターネットで授業を受けられる学校というのはどんどん主流になっていくと確信していますが、今の日本の多くの企業ではまだ理解が得られないのだと思います。

不満に感じていること②：若い学友ができない

子育てがひと段落した主婦や定年退職して学びなおそうという方が多くいらっしゃいます。異なる年代の方と学問の話ができるのも非常に面白く、楽しいのですが、同年代の学友がほとんどできないのが寂しいです。クラブ活動などもあるのですが、俳句や和歌など、どちらかというと年配の学生の方の交流の場となっていて、若い人はほとんど学校には来ません。家で一人で淡々と勉強するのにはいいですが、ほかの大学のようなキャンパスライフは無いに等しいと考えるのが良さそうです。

放送大学のおすすめ学部：心理と教育コース

放送大学のコースの中でも「心理と教育コース」はカリキュラムがしっかりしており、人気のコースです。心理学を学ぶとどんな職業にも役立ちますし、資格を取るために何を学べばいいかという案内もしっかりあって、仕事の幅が広がります。看護師や介護福祉士をしておられる方、教育関係者や子育て中の方にもおすすめです。

放送大学に通って良かった？

やはり普通の通学生の学校のようなキャンパスライフを楽しみたかったという思いがあります。ですが、自分の時間を自由に使えることがこの学校の強みだと思うので、自分のペースで勉強を進め、アルバイトなどにも励みたいと思います。学費が非常に安いのもこの学校の大きな長所だと思います（四年間で７０万円くらい）。大学に進学したいけれど家計に余裕がないという方には、働きながら勉強することもできるこの学校はオススメです。