在校生による順天堂大学 国際教養学部の評判・口コミレポート【2015年新設学部】

順天堂大学の特徴

医学部で有名な順天堂大学ですが、国際教養学部が2015年から新設されました。特徴としては、他の大学の国際教養学部とは一味違うところです。長年培ってきた医学を取り入れています。言語や文化の面に趣を置くだけでなく、国際医療の分野までカバーしています。キャンパスも医学部と同様に御茶ノ水駅の順天堂医院のすぐ隣で、学んだ医学の知識が身近に感じられます。

満足していること：ゼミ・研究室

教師陣がとても豪華です。教授を中心に授業が展開されるばかりではなく、他大学から講師としてお越し頂いてる先生方も経験が豊富で、色々な面から授業を受けることができます。

ゼミ選びの時は、いい意味で本当に苦労しました。自分が学びたい分野で選ぶだけではなく、先生でも選ぶからです。実際に私は5つのゼミで3週間ほど毎日のように研究室に通い、面談を重ね、最終的に決定しました。どの先生も良い先生かつ、分野も興味深かったので、1人を選ぶのは正直心が痛かったです。先生方は基本的にはフレンドリーですが、時には厳しいお言葉もいただきます。

満足していること②：キャンパスのアクセス

東京のど真ん中、本郷・御茶ノ水にキャンパスがあります。ここには順天堂大学の医学部と医学部大学院、そして国際教養学部があります。また順天堂だけでなく、様々な医療機関が揃っています。朝の通勤ラッシュはどう頑張っても避けられませんが、とてもアクセスが良いところが気に入っています。東京駅や新宿駅までは中央線で15分もあれば着きます。学校帰りにディズニーに行くことも可能で、30分ぐらいで着くため、年パスを買って毎日のように行ってる人もいます。また、東京ドームも徒歩圏内なので野球観戦や、ライブも学校後に無理なくいけます。

不満に感じていること：進路・就職の実績がまだない

新設の学部の良いところは、自分たちで学部を作っていけることです。教師の方々にとっても生徒にとっても全てが初めてなので、柔軟に対応してくれる部分が多いと言えます。しかしその反面、卒業生がいない、もしくは少ないというのは、就活する身としてとても不安要素の一つです。私たちはどのようなところに就職できるかまだ検討もつかないので、手探り状態です。また、先輩が少ないと、就活への危機感がなかなか持てないのも不安と言えます。

不満に感じていること②：サークル

キャンパスが都会にあればあるほど、広い土地を確保するのは難しくなります。順天堂大学も千葉キャンパスだと広々としたキャンパスに何個も運動場や体育館があり、サークル活動も活発に行うことができます。しかし、御茶ノ水のキャンパスでは、サークル活動するための場所の確保が難しく、多くても週一回のペースでの活動しかできません。近くの公園や、体育館などを借りて活動するしかありません。たしかに、サークルがなくても学生生活は充実していますが、少し描いていたものとは違い残念です。

順天堂大学に通って良かった？

他大学を受験し、他にも受かった大学はありましたが、最終的に順天堂大学を選びました。国際医療に惹かれたのとその可能性に未来を感じられたからです。他大学がどれぐらい忙しいのかはわかりませんが、1、2年の時は必修が多く課題も多い方だと思われます。しかし、年に2回受ける英語のテストのスコアを見れば納得です。その時は辛いですが、本当に自分の実力を引き出してくれる先生方がこの大学には多く存在しています。私はこの大学に通って良かったと思います。