青山学院大学の評判・口コミ【国際政治経済学部編】

青山学院大学の特徴

青山学院大学では全学部の学生が、自分の専攻以外に青山スタンダードという教養科目をいくつか項目別に履修することになっています。青山スタンダード科目はとても幅広い選択肢があり、企業から講師を招いたキャリア形成の授業や、世界遺産検定取得を目指す授業など、実に様々です。また、高学年になり履修に余裕が出てくると、制限はありますが、他学部の授業も履修可能なのでとても視野が広がります。自分の学科以外の授業が聞け、それが単位になるところはとても魅力的ですし、実践的な授業も沢山あるところが楽しいです。

満足していること：キャンパス

青山学院大学は何よりメインキャンパスの立地が日本一素晴らしい環境だと思います。最寄駅が渋谷・表参道と、とても通いやすいです。渋谷・表参道は日本の中でも流行や文化の発信地とも言えます。そんな環境にキャンパスがある影響で、色々な学生が集まっているように思います。学生は皆んなファッショナブルで、考え方も多様な人が多く、毎日刺激を受けながら学校生活を送ることができています。キャンパスの設備は、特別充実しているとは言えませんが、それなりに整っています。大学ジムはとても綺麗で、毎週ヨガやキックボクシングなどのレッスンを無料で受けられるので気に入っています。また、外国語能力を向上したい学生向けに、チャットルームという留学生との会話レッスンがあり、学生であれば誰でも無料で参加ができます。毎日開講しており、英語だけでなく韓国語や中国語、ドイツ語なども週によってあります。

満足していること②：留学制度

青山学院大学では学部関係なく、どの学部に所属する学生も留学が出来るチャンスがあります。特に、交換留学は学費を海外の大学の方に納めずに留学することが可能なので、費用が抑えられる分とても人気です。欧米に留学する学生はとても多いですが、実は交換留学先としてはアジアやヨーロッパ、中米など他にも沢山の選択肢があり、どれも優秀な大学ばかりです。欧米ほど人気ではないので、現地の質の高い学習環境で学べる可能性は十分高いです。奨学金の枠もかなり多いので、審査に通れば奨学金を受けながら留学生活を過ごすことも可能です。わたしは中国語圏の現地の学生がなかなか入れることのない大学にて、奨学金をもらいながら半年間留学することが出来ました。この制度には感謝してます。

不満に感じていること：進路・就職

就職において、海外就職という選択肢が全く無いという点です。他の大学の状況はわかりませんが、青山学院大学にはとても国際的な学生が多いのにも関わらず、海外に現地就職をする学生のサポートはほとんど行っておりません。その点はとても疑問に思います。また、青山学院大学は、日本で2番目に航空業界の内定率が高い大学であるにも関わらず、それに関するセミナーや講座が全く充実しておりません。他大学の航空業界に強い大学では、専任講師も大学に在籍していると聞いたことがあるので、青山学院大学も同じように、航空業界を目指す学生へのサポートをより強化するべきだと思います。

不満に感じていること②：授業

わたしの学科は、国際政治経済学部の中でも一番学生数が少ない学科でして、在籍教授も比較的少ないです。その影響で学科内授業の選択肢が限られています。同じ系統の科目でも、複数の教授のクラスから選べるくらいに幅を増やしてほしいといつも思っております。また、アジアに関する授業が大学全体で非常に少なく、欧米だけではなく、より多くの地域に目を向けられるような授業を増やしてほしいと感じます。それもあり、アジア圏で交換留学をすることで、青山学院大学では学べないような科目を現地で履修したのですが、そうすると交換留学であるのに、なかなか帰国後交換できる科目がない→単位にならない、といった問題もあります。

青山学院大学に通って良かった？

遊びも勉強も全力で取り組めるところです。キャンパスが青山にあるから遊んでしまう、と考えるひともいますが、それは自分の過ごし方次第です。この環境だからこそ学べることも沢山ありますし、出会う人もさまざまなので、視野が広がります。制度や授業内容など、他の大学と比べてしまうこともありますが、それでも満足して大学生活を過ごしてきましたし、利用できる設備や制度を最大限に活かせば、充実度も全く変わってくると思います。