兵庫教育大学の評判・口コミ【学校教育学部編】

兵庫教育大学の特徴

兵庫教育大学の何より大きな特徴の一つは、全員が小学校や中学校または幼稚園の教員を目指しているというところです。他の大学でも教育学部なら当たり前のように感じるかもしれないですが、教育学部しかなく、他の大学との交流もなかなかないため、在学中に他の就職先を考えるということも、良くも悪くもほとんどありません。ですから、同級生や先輩を含め毎年9割以上の学生が、希望の都道府県で教員として働くことができています。

満足していること：進路・就職

やはり何より就職率です。大学に通うのは就職するためでしたから、毎年、安定して数多くの学生を教員として輩出している兵庫教育大学に通えたことは、とても満足しています。教員採用試験ではもちろんその人の教育に対する考え方や人柄、教育に向かう姿勢など総合的に判断すべきだとは思いますが、試験の結果を見ると兵庫教育大学に在学している学生は、採用試験の時に、優遇されているのではないかというぐらい合格率が良かったです。

満足していること②：アルバイト・インターン

兵庫教育大学では、家庭教師や塾などの教育に関するアルバイトの話がたくさん入ってきます。時給が安ければ、長い時間働いて生活費を稼がなければなりませんが、家庭教師や塾などのアルバイトは、他のアルバイトよりもはるかに時給が良く、短時間で高収入が望めます。評判が良くなってくれば口コミで家庭教師の依頼が寄せられるようになり、その家庭と個人でお金をやり取りするようになるので、時給2000円や2500円交通費も別でいただけるということも当たり前のようにあります。

不満に感じていること：キャンパスの立地

兵庫教育大学は大学の立地が非常に悪くとてつもない田舎に大学が建っています。歩いて行けるスーパーマーケットもありませんし、コンビニもありません、1時間に一本も路線バスは通っていませんし、電車の駅など歩いて行けたものではありません。嘆いてもどうしようもないというぐらいの田舎にあるので諦めはつきますが、思い描いていたような大学生活がおくれるようなところではありません。ですからほぼ全員の学生が夏休みまでに教習所に通い、免許をとり、車を購入し、大学生活を送ることになります。

不満に感じていること②：サークル

大学生活といえば、サークルや部活動に所属し仲間内で楽しい夢のような生活を送るというイメージがありますが、兵庫教育大学ではその希望は叶いません。他の大学のサークルの話を聞くと、隣接している様々な大学からも所属することが可能で、それをきっかけに交友の場がどんどんと広がっていくというものでした。しかし兵庫教育大学は単一学科で、隣接している大学短期大学もないため、そのような横の広がりはありませんでした。そのような横の広がりを得るためには、自分から探し求めなければなりませんが、立地が悪すぎてそれも長くは続きませんでした。

兵庫教育大学のおすすめ学部：教科教育コース

在学中は中学校や高校の免許状を取得できる、ということしか考えていませんでしたが、実際に働き始めると自分の専門の科目や教科を作ることができるというのはものすごい強みです。小学校の教員となり、日々子供達を前に授業していますが、専門である理科については、自信を持って授業することができています。ですから自分の専門教科を作ることができる教科教育コースに進んで学習することをおすすめします。

兵庫教育大学に通って良かった？

不満な点をあげてきましたが、立地が悪く生活がしにくいからこそ、大学から自分の自動車を持って生活することができましたし、他の大学との交流が少ないですが、同じ夢を持った仲間と四年間、常に一緒に過ごしたからこそ将来教師になるという夢が今実現しているのだと思います。また、小学校、中学校、高校など多くの免許状を取得し、教員採用試験でも ストレートで合格できたのは、この兵庫教育大学に通っていたからだと思います。