昭和音楽大学の評判・口コミ【音楽学部編】

昭和音楽大学の特徴

大学独自の奨学金制度が整っており、成績によって学費の４分の1、半額、4分の３、全額を給付してもらえるので、経済的に大学進学を諦めず挑戦できる大学です。毎年選考があるので大変ですが、奨学金をもらうことを原動力に一生懸命に頑張ることができると思います。私は経済的負担が大きかったのですが、給付してもらえるように努力し、４年間給付していただけたので、無事に卒業することができました。音楽大学は学費が高いと諦めがちですが、国公立大学と変わらないくらいの学費を目指すことも可能です。

満足していること：キャンパスの環境

北校舎・南校舎両方のキャンパスに練習室があります。各部屋は防音設備になっており、ピアノ（アップライト・グランド）が設置されているので、ピアノの練習はもちろん、声楽や楽器の練習をすることができます。練習室の使用に利用料がかかる大学もあるそうですが、昭和音楽大学は無料で貸し出しをしてくれます。さらに、図書館には様々な楽譜がおいてありますが、申請をすれば印刷可能なので、楽譜の購入費用を抑えることも可能です。

満足していること②：授業

昭和音楽大学の音楽療法コースは、全国の中でも数少ない日本音楽療法学会の認定校の一つです。３年次の音楽療法実習の際には、医療・福祉・教育の３分野の実習先に行くことができ、自分の得意・不得意の分野を知ることができます。さらに、不得意な分野も経験することで、自分の経験につなげることができました。また、大学の中にマジックミラーでできた音楽療法室というものを持っており、大学内での実習ができるというのも良かった点です。

不満に感じていること：アルバイト・インターン

音楽大学ということで、通常の学習に追加して、楽器の練習時間も必要になってきます。特に試験前は学科と実技を並行して行わなければならず、アルバイトをする時間はかなり削られてしまいました。実技試験前は練習室が混んでしまっているので、練習室を借りるまでに時間がかかってしまうこともあり、比較的空いている（すぐに借りることのできる）早朝から登校しなければいけないこともありました。アルバイトのお金を生活費としている学生からすると、とても大変だと思います。

不満に感じていること②：進路・就職

４年間かけて学ぶ「音楽療法士」としての求人はなく、だいたいの学生が介護士、保育士、教員、その他に就職します。音楽療法士のみの資格だけでは就職が難しいため、それぞれ個別に介護士や保育士などの資格を取得する必要があります。さらに、教職や社会教育主事、学芸員、図書館司書などの資格については、学費とは別に４年間数十万円プラスして支払わなければ取得不可能です。大学入学時から自分のやりたいことを明確にし行動しないと就職時に困ることは多いかと思います。

昭和音楽大学のおすすめ学部：音楽学部

どの学科に入ったとしても、楽しく有意義な大学生活を送れると思います。一般的に知られているピアノ科や器楽科の他にも、舞台スタッフ、アートマネジメント、音楽療法、バレエ、ミュージカルなどといったコースもあるので、様々な分野での友人ができます。また、自分の学科以外の友人の発表会などに行ったり、各分野のお話を聞く中で、自分の専門分野以外の学びもたくさんあります。自分の行動次第で、興味や趣味の視野を広げることも可能だと思います。

昭和音楽大学に通って良かった？

普通大学に比べて、時間の使い方に気をつけなければなりませんが、時間管理がしっかりできるようになると思います。また、実技もあるので努力の大切さを実感でき、有意義な大学生活を送れると思います。さらに、卒業後も大学の先生や友達との関わりが全くなくなるわけではないので、就職先が離れていたとしても卒業後の悩み相談もでき、いい出会いができたと思っています。音楽が好きであるなら、音楽関係の夢を応援してくれる大学だと思うので、通って損はありません。