神戸大学の評判・口コミ【国際人間科学部編】

満足していること：人間関係

大学では、毎日、毎時間、授業の教室が移動することから、特定の人とずっと一緒にいるわけではありません。しかし、それなりの努力をして入学した大学には、それぞれ異なった志を持った学生が多く、会話がとても楽しいのです。さらに、学生それぞれが皆違っていることを理解しているので、付き合いやすくもあります。それは決してうわべだけの付き合いではなく、学生生活で最も深く関わる、部活で接している人たちともそのように感じています。また、主に一回生の選択科目の中で、ほとんど全ての各学部の学生が集う科目があり、そのような場でも、学生同士の付き合いやすさは生まれています。

満足していること②：多彩な学部と国際性

国内有数の総合大学であることに加え、海外からの留学生はもちろん海外への留学を試みる学生が多数存在します。私は、他学部生や留学生といった多様な人々とふれあえる機会が多いことにとても満足しています。それは、私自身がふれあうことの楽しさを感じているだけでなく、将来、さらに多様な人々と共に仕事をこなして、社会を作り上げていくことに繋がると思っているからです。特に、近年叫ばれているグローバル社会での各問題解決には、コミュニケーションが必須となります。そのための意思疏通の訓練としても重要だと思います。

不満に感じていること：キャンパスの立地

私の通う大学は、半分以上の学部が山の斜面に建っています。そして、同地域のキャンパスでも4つに分かれており、特に、キャンパスの移動がある授業時間割りの組み方をすると、休み時間が20分あるとはいえ、ギリギリの到着になってしまいます。雨天時の上りのキャンパス移動は本当に辛くて仕方ありません。これに加えて、ほぼ学部ごとにキャンパスが異なるので、休講となるときの基準が異なっています。従って、休講情報の取得には、他学部の情報と混同しないように注意する必要があります。

不満に感じていること②：クォーター制

私の通う大学は、数年前に2学期制からクォーター制(4学期制)に移行したため、教務情報が複雑になりました。クォーター制の利便性としては、ギャップタームと呼ばれる、一時休学を取り入れることで海外留学やインターンシップに参加しやすくするという点があります。しかし、たった数ヵ月海外に滞在するだけのことを留学とは呼べないでしょうし、数ヵ月の海外研修などというものは、同じ大学から学生が集まって行くようなものなので、海外でも国内でも研修して得られるものは大差ないと思います。2学期制では、クォーター制と比べて考査回数が少なく、単位の取得難易度は上がりますが、より深く特定の科目を学べると思います。

神戸大学のおすすめ学部：国際人間科学部

この学部には、様々な分野の研究者、教授が存在し、交わらないと思われていた分野同士の学際分野、すなわち関係性を見ることができます。文理融合の分野にさらに国際性を組み合わせたこの学部は、現代社会において、重要な役割を果たす人材を育てることができます。

神戸大学に通って良かった？

私は、通っている大学のキャンパスの立地や制度には多くの不満を抱いておりますが、それよりもずっと良い出会い、発見を大学でしました。例えば、部活動の先輩や同級生、同学部学科の友達、特徴的な教授などがあげられます。また、学生同士の協調性や共同性が高く、学部や年齢関係なく、たまたま同じ集団・団体に属しただけでも、お互いに意見を言ったり、要求しあったりと、自然と高めあっています。その一方で束縛しあうこともないので、かなり自由に振る舞うことができます。