大妻女子大学の評判・口コミ【社会情報学部編】

大妻女子大学の特徴

良くも悪くも歴史や古い風習を重んじる校風だと感じていました。大妻女子大学は本校が東京の九段下にあります。私が通っていた校舎は比較的新しい郊外にある場所でした。初期は女性の家政学校で、歴史ある女子大学です。学校が掲げている理念は「良妻賢母」スローガンは「 恥を知れ」。これだけでもかなり“昔の女性像”であることが伺えます。大学でゼミや授業を持っている教授は殆どが年配男性です。通っている学生からすればおじいちゃん世代です。教授のお給料は年功序列らしく、どこかの企業勤めから、引退後に大学教授へ、という流れがあるようです。若い人からは大妻というとあまり由緒正しいイメージはないように感じていますが、就職活動などで年配の方に学名を伝えると印象が良かった記憶があります。

満足していること：進路・就職

女子大特有とも言えますが、メガバンクや大手企業からの一般職の推薦就職の枠がとても多いです。総合職の募集はほとんどないのでバリバリ働きたい人やキャリアウーマンを目指す人は自ら頑張って就職活動をする必要がありますが、事務職に就職して、いずれ結婚して寿退社して…とイメージを持たれてる方は良いかも知れません。授業もそこまで専門的、ハイレベルなものではないので授業にしっかり出席していればそこそこ良い成績はとれます。私の周囲にも推薦枠をつかって就職活動をしていた子が多かったです。身なりに気を使った綺麗な学生が多いので一般職就職は強いのではないでしょうか。

満足していること②：キャンパスの立地

私が通っていた多摩キャンパスは東京郊外にあり、小田急多摩線の最終駅。周りには遊ぶところ、買い物するところ、何もありません。最初は都心にある大学の学生が羨ましかったです。しかし、通勤ラッシュとは逆方向なので電車通学も比較的楽ですし、人混みにまみれてストレスを感じるようなこともほとんどなかったです。何もない環境だからこそ学校が終わってからのバイトや遊び、うまく時間の切り替えができていたのが個人的にはかなり良かったです。

不満に感じていること：サークル

多摩キャンパスではほとんどないといっていいほどサークル活動が活発ではありません。バルーンアート同好会や合唱部などはあったような気がしますが。学生はみんな近隣または都心部の大学との合同サークルに入ります。近くの大学で言えば中央大学、帝京大学、明治大学、などなど。大学生活でサークルを楽しみにしていた私にとっては他校までわざわざ行かなければいけない点と大学内でのコミュニティがそこまで深まらない点が残念でした。

不満に感じていること②：留学制度

大学卒業後は一般職に就く学生が多いためか、授業や学部によっては学校パンフレットなどではグローバル化を謳いつつも留学制度はあまり充実していません。例えば長期で留学をしたり、学校を休学してどこか海外に行く、というような学生はほとんどいなかったように記憶しています。私自身も海外留学に興味があったのですが学校で提案している留学の費用の高さと、学校の環境から在学中の留学は諦めました。大妻女子はかなり学費が高い大学なので、自分で費用を工面して留学に、と考えている方にはあまりおすすめしません。

大妻女子大学のおすすめ学部：社会情報学部

就職する際にやはり最低限必要なパソコンスキル、事務職なら尚のことですがそれらに関する資格取得。社会情報学部ならまんべんなくそういった内容を授業内だけでもカバーできます。専攻によっては簡単なプログラムやWebデザインも行うので実際に仕事に就く将来を見据えれば、現実的かつ実践的な内容が学べる学部をおすすめしたいです。

大妻女子大学に通って良かった？

いわゆる大学ブランドというものに期待して入学を決めましたが、その結果は五分五分。同年代や少し上の世代の方からは「大妻といえば合コン」とよく言われたのを覚えています。（笑）世間でそんなイメージがありつつも派手な学生は一部でしたし真面目な学生の方が多かったので自分自身で努力して授業や成績、そして就活に挑めば問題ないと思います。静かでのんびりとしたキャンパスライフを求めていたのでその点ではとても満足していますが、特別校舎が広いわけでも施設が充実しているわけでもないので、今思えばもっといろんな大学を見てから決めればよかったかな、とも感じています。