酪農学園大学の評判・口コミ【獣医学群編】

満足していること：動植物に触れて学習できる

獣医学を学ぶ者として、身近な環境に生きている動物がたくさんいるというのは大変恵まれていると思います。特に乳牛と肉牛の頭数が多く、一年生で搾乳の実習など、動物に触れ合う授業があるので良いです。この大学では作物も多く育てていて、収穫した野菜や果物を学内で販売したりしています。野菜や牛と触れ合う授業では、座学で学ぶより大切な事を学べると思います。それは、命を頂くことの重大さです。この大学に来てから「いただきます」の挨拶の大切さを知った気がします。

満足していること②：豊かな自然

この大学は敷地が大変広く、校舎の面積よりも芝生や畑や牧草地、森林などの緑豊かな自然の面積の方が圧倒的に広いです。休み時間や放課後に友人と芝生に寝転がって過ごす時間は本当に充実しています。都会の格好良いビルディングのようなキャンパスではありませんが、自然が多いという事は心身がリラックスできる最高の環境だと思います。勉強に疲れたら、広い芝生に寝転んだり、噴水広場のベンチに座ったり、放牧されている牛を眺めたり、白樺並木を見上げながら散歩したりする事が出来る、数少ない大学だと思います。

不満に感じていること：交通の便が悪い

電車の駅から歩いて校舎まで行く時、駅から大学の敷地までの距離と、敷地に入ってから校舎に着くまでの距離が同じくらい遠い気がします。毎朝そこそこ長い距離を歩かねばならず大変です。確かに、その道にも自然はありますが、授業に遅れないように急がねばならないので自然を楽しむ余裕は無いのです。また、地理的な特徴として風が大変強い地域です。髪型をばっちりセットして学校に行っても、友達に会う前に崩れてしまうのは避けられません。

不満に感じていること②：キツネが出る

この大学には野生動物がたくさん生息しています。リス、シカ、キツネなどは比較的よく見かけます。彼らは可愛らしく見かけると嬉しくなりますが、キツネに関してはそう言っていられません。エキノコックスによる感染症が不安なのです。一年生は皆、グループ分けされて畑で作物を作るという授業があるのですが、その畑の近くにキツネの巣があるようで頻繁に目撃されます。おそらく、畑の作物を餌にしているのでしょう。ですから、畑の作物は食べる前に十分綺麗に洗わなくてはなりません。キツネは大変可愛いのですが、命に関わる感染症ですのでそこが心配です。

酪農学園大学のおすすめ学部：循環農学類

この大学が立地している土地は、作物を育てるには難しい条件の土壌です。その土地で毎年立派な野菜を作っていると聞き感心しました。この土地で作物が作れたら、どんな土地に行っても農業が出来ると言っていたので、学生のうちから難しい農業をこなしている循環農学類は全国に対してお勧めできます。

酪農学園大学に通って良かった？

もともと他の大学を志望していて、滑り止めで受けたこの大学に入学する事になりました。獣医師はあまり志望しておらず、何となく受験したというのが正直な所です。しかし、まだ半年しか通っていませんが、この大学の自然環境と同期の個性豊かな友人達に出会えた事はこの大学に入学したからこそ得られたのだと思います。獣医学の専門的な勉強はまだあまり進んでいませんので、どのような分野に将来進むかはまだ決めていませんが、おそらくこの緑豊かなキャンパスで、一緒にいて楽しいと思える友人達と共に時間を過ごせば、悔いのない学生生活になるだろうと予想できるからです。