名古屋大学の評判・口コミ【情報文化学部編】

満足していること：卒業研究

もともと理系の学科なのでコンピューターでシミュレーションをする人が多いのですが、私はどうしても心理学に関する研究をしたかったです。それを素直に所属している研究室の先生に話したところ、研究室の卒業生の研究内容から私に合うものを見つけてくれました。また、忙しい中で、心理学に関することを一緒に調べてくれました。おかげで納得のいく研究ができました。この学科は本当はプログラミングができなければまずいのですが、研究室の同級生や先輩に本を貸してもらったり、教えていただいたりして乗り越えることができました。

満足していること②：キャンパスの設備が充実している

情報文化学部専用のパソコン室があります。1ヶ月で50枚までは無料で印刷することができます。コピー1枚でもコンビニでしようとすると10円はしてしまうので、節約したいときに重宝しました。いつでも利用者はいましたが、半分近くは空席だったので、満員で座れないということはありませんでした。空調も夏でも冬でもちょうど良い温度になっていました。モラルの良い利用者がほとんどで清掃も丁寧にされており、快適に過ごすことができました。

不満に感じていること：立地が悪い

周辺にスーパーは確かにあります。ですが、もともと名古屋大学周辺は富裕層の住む土地であるということで有名なほどで、物の割に不当に値段が高いです。大学の授業の帰りに買い物しようとしても、近所でサクッと済ませることができませんでした。食料品を買うときは今池や新瑞橋など、電車に乗って少し遠いところまで行きました。せっかくキャンパスの近くに住んでいても買い物のために遠くに出かけなければならなかったのは残念です。

不満に感じていること②：進路・就職

情報系なので、当然ながらシステムエンジニアか、そうでないなら教職や公務員になる人が多いです。ただ私はもともとあまりプログラミングやマスコミに興味がなかったこともあり、私の興味に合ったような職業への就職実績が少なく、ありがたみを感じませんでした。この学部は就職率自体は良いので、本当に個人の興味の問題ですけれども。また当時は大学院への進学率が他の理系の学部よりも低かったので、進学希望者はあまり応援してもらえないのかなという印象もありました。

名古屋大学のおすすめ学部：理学部

ノーベル賞受賞者を多数輩出しており、卒業生はほとんどそのまま大学院へ進学します。理系の研究者を本気で目指すならこの学部がベストです。名古屋大学の中でも花形という位置づけなので入学したら自信を持って過ごすことができます。

名古屋大学に通って良かった？

特に入りたい理由はなく、センター試験の自己採点結果と、入試科目に苦手な物理を選択しなくてよかったという、合格しやすさだけで入学を決めてしまいました。ただし卒業研究が思いがけず楽しかったので、終わりよければ全てよしです。私にとって大学で最も大事なのは、本当に研究したいことを卒業研究で追究することだったので、それについて満足できさえすれば、後はほとんどどうでもよかったです。特に大学生らしい生活を送ることもなく、家で英語の勉強ばかりしていました。