山口大学の評判・口コミ【工学部編】

満足していること：入試難易度の割に就職実績が良い

私が受験したときには前期の二次試験が数学と理系二科目でした。また、センター試験のボーダーラインもそこまで高くありませんでした。さらに工学部では入試の際第三希望まで志望する学科を選ぶことができ、仮に第一志望の学科に落ちてしまっても私立大学のように併願した他学科に合格すれば入学することができます。そのような入試難易度でありながら、就職先はかなり一流の企業が多いです。学内の企業説明会に来る企業も有名どころや業界大手が数多く、ある程度適当に就職活動をしていればまず就職できないことはありません。

満足していること②：留学に力を入れている

留学には大学をあげて力を入れていると思います。と言うのも、工学部にはグローバル技術者養成センターという留学支援をする機構があります。ここでは海外の大学への留学をパッケージツアーのように選ぶことができ、それぞれの予算や期間、やりたいことに合わせて複数の選択肢から選ぶことができます。また、成績優秀な学生をロンドンのユニーバーシティカレッジロンドンという名門校に留学させてくれます。本来であれば山口大学風情で関わることは難しいレベルの大学です。おまけに旅費の支援まであります。

不満に感じていること：キャンパスの立地が良くない

工学部のある常盤キャンパスの所在地、山口県宇部市は田舎です。典型的な地方都市という感じで、最低でも自転車、可能ならバイクや自動車がなければ都会的なものと接することができません。ショッピングセンターは郊外の海沿いです。また、JRの駅からも遠いため、公共交通機関は市営バスに頼らざるをえません。当然田舎ですのでそこまで利便性は高くないダイヤとなっていますし、駅から市街地中心部を経由するため大学に着く頃にはかなり遅延する時間帯もあります。学生街というほどのものもなく、飲食店が立ち並ぶようなところはキャンパス付近にありません。基本的に生協で食事をすることになるかと思います。

不満に感じていること②：サークルが続けられない

山口大学工学部では一年を山口市の吉田キャンパスで過ごし、二年以降を宇部市の常盤キャンパスで過ごします。そのため、新入生で何かしらのサークルや部活に入っても二年以降続けることはなかなか難しくなります。もちろん、常盤キャンパスにもサークルや部活は存在しますが、どうしてもその種類や数にはかなり差ができてしまいます。また、そもそも部活やサークル活動自体がそこまで盛んではないので、そういったもの目的ではお勧めすることはできません。

山口大学のおすすめ学部：工学部

現在自分の所属している学部ということもありますが、やはり就職を考えるとかなり勧めることができる学部となります。山口大学レベルでは文系でも就職先のランクにこだわらなければ苦労することもないようですが、工学部であればかなり楽な就職活動になることでしょう。

山口大学に通って良かった？

一年生の共通教育では文系理系を問わず同じカリキュラムを学ぶことができ、これによって自分の専門外のことを知る機会ができます。また、二年以降の専門教育では電気電子工学とその周辺分野における幅広い分野を学ぶこともできます。これは他大学ではあまりないことだと内部の教員も言っています。そのおかげで研究室も幅広い分野から好きな分野を選択することができます。ただし研究室への配属は成績順になるので、人気の所を狙うなら好成績を維持する必要があります。