山口大学の評判・口コミ【工学部編】

満足していること：化学工学の授業が充実している

私の学科では主に化学工学について学びます。現在の日本の大学で、大々的に化学工学を学ぶと謳い文句にしている大学は非常に少ないです。この化学工学を学ぶとどういったメリットがあるかと言うと、非常に就職に有利になります。というのも、化学工学とは主にプラント設計を目的としています。ですが、普通にプラントの設計をするのではなく、主に研究室規模で行われた実験装置を、工場規模に拡大するような設計がメインとなります。それは単純なことではなく、化学者としての視野と会社員としての視野を使い分けなければならず、どちらかの視野が欠けてはいけません。そのため、そういった人材をメインで育成しているということが強みとなります。そういった点で私は一番満足しています。

満足していること②：就職活動のケアが手厚い

地方大学といえども、国立大学であるため、就職に関しては非常に手厚いケアをしてもらえます。お金は必要ですが、公務員であっても事前に対策を行う講座が用意されており、合格率は悪くない数字を出しております。また、中小企業はもちろんのことながら、大企業の就職説明会も年に二回ほどキャンパス毎に開催されています。その上、インターンシップも様々な企業から募集がされています。そして、就職の心構えなど、就職の事前準備として相談会や座談会なども積極行なわれ、就職をスムーズに行うことができます。

不満に感じていること：キャンパスの立地が悪い

私のいる、工学部のキャンパスは非常に立地が悪いです。山の上にあるため、急勾配が多く自転車で登るのも一苦労の上に、下るときはスピードが出すぎるにもかかわらず道が狭く、事故が起こりやすいです。そして、どこか遊びに行こうにも付近にはゲームセンターなどはなく、あってもカラオケ程度です。そのため、車が無ければ思ったような生活ができないのが現状です。更に、車に乗れて車を持っていることが知られると、足にされることがあります。立地が最悪であることが一番の不満です。

不満に感じていること②：工学部キャンパスのサークルや部活が少ない

当たり前の話ですが、工学部のキャンパスに比べて、本学のキャンパスの方がサークルや部活の種類は多いです。また、本学の方がアーチェリー用のレーンなど、普通では用意されていないような設備も平然と用意されています。そのため、別キャンパスに移ったとしても、そのまま所属してサークルや部活を続ける人も多いです。ただ、そこで問題となるのが交通の便の悪さです。本学のキャンパスまでの電車は一時間に一本あればいい方で、二時間に一本などもざらにあります。そうした結果、思うように活動ができないことも多々あります。

山口大学のおすすめ学部：工学部

就職に強いのは、私の所属している循環環境工学科だけではなく、その他の学科も非常に強いです。例えば、機械工学科であれば昔から車のエンジンの研究をしている名残からか、今も車の研究を行っている所も多く、自動車メーカーのスバルやマツダに就職した方も少なくありません。ですので、将来車に関する仕事に携わりたいと考えているのならば、山口大学の工学部をお勧めします。一般的な国立大学の中では入りやすい割には、非常に就職に有利だと思います。

山口大学に通って良かった？

やはり、就職への強さは何事にも勝ると思います。化学工学を学んでいる人は就職氷河期の時代にも、何も困ることなく安定して就職を行うことができたようで、一定の需要があることが分かります。それにも関わらず、学生生活が勉学一色かと言われればそうでもなく、部活やアルバイト、インターンシップなど自分の興味のあることにとことん取り組める余裕もあります。その上、四年生になり研究に熱心に取り組めば取り組むほど、その成果が認められれば様々な賞をもらうこともできます。だから、私はこの大学に通えてよかったと思います。