九州大学の評判・口コミ【芸術工学部編】

満足していること：授業内容

私が所属する芸術工学部は、音響設計学科、環境設計学科、工業設計学科、画像設計学科、芸術情報設計学科と、５つの学科に分かれています。それぞれの学部では専門的な知識を座学や制作などを通して学ぶことができ、各々の興味のある分野をより深いところまで学習することが可能です。特に制作の授業では、個人制作だけでなくグループワークも多く取り入れられており、制作後の講評会も必ずセットになっているため、周囲の学生に刺激を受けながら実力を付けていくことができます。このように充実した授業が展開されているため、私はこの学部に所属していることにとても満足感を得ております。

満足していること②：サークル活動

デザイン系の学部であることもあり、私の学部にはクリエイティブなサークルが充実しています。特に学園祭の企画サークルには多くの学生が所属しており、前夜祭ライブショー、ファッションショー、インタラクティブ、学園祭パンフレット制作など、様々な切り口から創作やデザインを追究していくサークルがたくさんあります。舞台制作、衣装、大道具、小道具、演出、映像、照明、と例を挙げればきりがありませんが、各々興味のある分野、得意な分野を活かしてクリエイティブな活動を行うことができるのが魅力です。

不満に感じていること：就活支援サポートが少ない

不満というほどではないですが、就職活動のタイミングやエントリーシートの指導など、将来的に就活を控える学生へのサポートがもう少し欲しいと思いました。企業を交えた就活セミナーは頻繁に開催されていたので決して対応が悪かったとは言えません。学部や学科によって差はあるのかもしれませんが、一般的な大学生が大学３年次から就活準備を開始する中、私の周りには４年生の就活解禁の時期になってから慌てて準備を始めていた学生が少なくないように思いました。デザイン系という学部柄ポートフォリオの制作も必須になってくるので、そういった知識を得ることができる公式な機会を増やして欲しいと思いました。

不満に感じていること②：悪天候時の連絡が遅い

これも大きな不満というほどではないのですが、暴風・暴雨などで、多くの大学が授業の有無を授業前日または早朝に連絡する中、授業開始ギリギリにメールで回ってくることが多いように思います。遠くから通学する学生にとっては授業が開かれる可能性を考えて連絡が来ていない段階で家を出なければならないこともあるため、その点は少し改善すべきかと思いました。また、かなりの降水量がある時でも授業決行の連絡が来ることもあるため、大学側の意向も分かるものの休講の措置を取った方がいいのではないか、という場面が多々ありました。

九州大学のおすすめ学部：芸術工学部

他の学部では体験できない様々なクリエイティブな体験をできるからです。映像、グラフィックデザインはもちろんですが、銀塩写真や錯視体験や３Dプリンターやゲーム制作など、マニアックで刺激的な講義がたくさんあります。自分の興味のある分野を学び、実際に力が付いた瞬間を自覚できる機会がたくさんあるので、芸術工学部はおすすめです。

九州大学に通って良かった？

大学生活を通して様々な制作物を手がけることができたこと、様々なクリエイターの作品に出会えたことが大きな理由です。小さい頃からぼんやりとデザイナーになりたいと思いながら過ごしてきたのですが、この大学に入ってその夢を叶えることができました。制作意欲のある方たちに囲まれ、様々なプロジェクトやお仕事に関わる機会を得ることができたため、この大学に入って本当に良かったと思っています。