上越教育大学の評判・口コミ【学校教育学部編】

満足していること：教育実習が充実している

教育実習のカリキュラムがとても充実しており、現場での経験をたくさん積むことができる印象を受けました。一年次は、観察実習で、付属の学校・小規模小学校・特別支援学校に行きました。二年次では、１週間幼稚園での実習があり、福祉施設での実習も１週間ありました。三年次で１ヶ月の小学校実習がありましたが、すべて大学側が配属の学校を振り分け、小学校の方に受け入れのお願いをしてくれるのでとても助かりました。四年次では、免許の取得を希望する人は、3週間の中学校実習がありました。この他にも、近くの学校でのボランティアなどを快く受け入れていただくことができる環境だったので、実際の子供たちの様子を身近に感じながら、教育について学ぶことができました。

満足していること②：進路支援がしっかりしている

上越教育大学は、「絶対先生になりたい人のための大学」と謳っており、大半が教員を目指している人です。そのため、教員を目指したいならば、そのための支援はとても手厚かったです。教員採用試験のための対策講座や、小論文の添削、面接や実技指導など、いろいろと面倒を見ていただきました。また、いろいろな県の出身の人がいるので、先輩方が残してくれる実際の採用試験の資料などがたくさん保管してあり、とても参考になりました。また、採用試験に限らず、受け入れ情報などもいろいろ教えてくれるので、進路の面では本当に助かりました。

不満に感じていること：キャンパスの立地が良くない

田舎の大学ではよくあることかもしれませんが、とにかく立地が不便でした。山の上にあり、周りには何もなく、車がないとどこに行くのも厳しい状況です。地域的に、豪雪地帯のため、冬場は余計に身動きすら取れない状態でした。免許を取って車を買ってもらうまでは、先輩や車を持っている友だちにおんぶに抱っこでなんとか過ごしていました。また、周辺の森がカラスのねぐらになっているため、夕方頃になると空一面にカラスが飛んでいて、何度糞を落とされたことかわかりません。(今となっては笑い話ですが･･･。)とは言いながらも、みんな狭い範囲に住んでいるので、そういう面ではアットホームな大学時代を過ごせたことに感謝です。

不満に感じていること②：部活動

上越教育大学は、サークルというものがほとんどなく、すべて部活動という形で活動しています。そのため、よくある大学生のようにゆるゆると活動するというよりは、高校までと同じように割ときっちり活動しないといけない感じでした。もちろん、それがいい人もいますが、アルバイトなどもしながら気楽に始められるサークルがもっとたくさんあれば、大学ならではの時間の余裕がある時に、新しいことに挑戦したり、楽しんだりすることもできたのかなあと思っています。

上越教育大学のおすすめ学部：学校教育学部

上越教育大学は、単科大学なので、学校教育学部／初等教員養成課程のみしかありません。入学時は一緒くたに全員同じ学部学科ということになります。二年生から、一年次の成績に応じて、教科系や生徒指導、その他諸々の希望のコースに分かれます。

上越教育大学に通って良かった？

他の大学の教育学部と比べると、多少努力は必要でしたが、幅広く免許を取得することができました。わたしは、小学校一種・中学国語・中学英語・高校国語・高校英語の免許をとりました。4年間でこんなにいろいろな免許が取得可能な大学は、そうないと思います。また、世界が狭いといえばそれまでですが、周りの友だちも、大概が教員という同じ夢を目指しているので、一緒に刺激し合いながら勉強をすることができたり、辛いことや悩みがあっても、それを共感してくれる人がたくさんいます。今でも続くかけがえのない友だちができました。