東洋大学の評判・口コミ【国際地域学部編】

東洋大学の特徴

海外に興味のある学生へのサポートがとても手厚いです。ヨーロッパ、アメリカ、アジアなど多くの国を対象とした海外研修や短期・中期・長期留学制度が豊富にあります。さらに学生の能力に応じた返済不要の奨学金制度も充実しているため、多くの学生が海外へ飛び出すチャンスがあります。特に国際地域学部では現場主義を大切にしており、国内外での現地調査が多く行われています。そのひとつとして、タイにおける現地調査を行う授業では、5人程度のグループを組み、各グループで調査のテーマ、調査方法、調査地などを決めます。さらに現地へ行く航空券や宿泊所の手配までも学生が行います。現地調査前の準備から帰国後の成果発表まで約半年かけて行うため非常に自主性が身につく授業であると思います。

満足していること：ゼミ・研究室

国際地域学部の国際地域学科に関しては、1年生時から必修でゼミの履修があります。２年生までは半セメスターずつ希望のゼミに所属し、その後、3年生から卒業までの本ゼミを選択することになります。そのため、いくつかのゼミを経験することができるため、自分が本当に学びたいことや教授の研究について知った上で本ゼミを選択することができます。本ゼミ所属後は3年生時から卒業論文の執筆に向けて、ゼミ内で各自の論文を共有しながら教授から指導していただけます。また、ゼミの研究に応じて、世界各地での研究が行われている点も、学生の学びを広げることのできる良い点であると思います。

満足していること②：キャンパスの環境

私の学部は文京区の白山にあり、このキャンパスでは文系学部の学生が授業を受けています。最寄り駅は白山駅と本駒込駅でどちらも駅からキャンパスまで徒歩5分程のため非常に便利です。キャンパス内はいくつかの棟がありますが、いずれも綺麗であり、勉強する環境として不便に感じることはありません。また、学生食堂もいくつかあり、メディアで取り上げらることもあるぐらい美味しく、毎日学生で賑わっています。屋上に上がることもできるため、休み時間や授業後に学生同士で集まって過ごすこともできます。景色も良く、天気が良い時には富士山やスカイツリーを見ることもできとても良い空間になっています。

不満に感じていること：エレベーター・トイレ

キャンパス内のエレベーターは学生の数の割りに少なく、授業前や昼休み前後には非常に混雑します。なかなかエレベーターが来ず、やっと来たと思っても満員で乗れず結局授業に間に合わなかったこともあります。低層階の教室での授業であれば階段を使うことも多いですが、7階の教室を使用することもあるため、そのような場合に毎回階段を使用するのは大変でした。また、トイレも棟によっては数が少なく、授業と授業の間には並んでいることも少なくありません。女子トイレに関しては、棟によって化粧直しをするスペースがないトイレもあるため、さらに混雑する原因になっていると思います。

不満に感じていること②：進路・就職

就職支援に関しては充実しているとはあまり感じられません。セミナーや企業説明会は一応あり、参加もしましたが、あまり為になったとは感じられませんでした。セミナーなどの開催の連絡もあまり大きくはされていなかったため、頻繁に学生ページなどをチェックしていなければ気付くこともできないと思います。就職活動の相談もできるようでしたが、就職支援課には入りずらい雰囲気があり私は一度も使用しませんでした。積極的に就職支援課を使用している学生とそうでない学生で非常に差があると感じました。

東洋大学のおすすめ学部：国際学部

私の所属していた学部は国際学部と改称されてしまいましたが、国際学部の中の国際地域学科として現在も残っています。国際学部は以前の国際地域学部よりさらにグローバル教育に力を入れているそうです。学科によってはフィリピンやマレーシアでの語学研修が必修であったり、授業が全て英語で行われています。海外に興味のある学生や語学力を伸ばしたい学生にとっては非常に良い環境の学部であると思います。

東洋大学に通って良かった？

東洋大学は第一志望の大学ではありませんでしたが、卒業時には他の大学に落ちて良かったと思えるほど大学生活への満足度は高かったです。個性豊かな教授陣による幅広い内容の授業を通して、興味の幅も広がり、その興味をさらに追及できる環境が整っている大学であると思います。また、その個性豊かな教授陣の元で学ぶ学生も非常に個性豊かであり、自分の興味や関心に躊躇なく多くの行動をしていく姿を見て非常に刺激を受け、単なる仲の良い友人ではなく尊敬できる存在でした。