日本社会事業大学の評判・口コミ【社会福祉学部編】

日本社会事業大学の特徴

日本社会事業大学は福祉分野に特化した単科大学です。必修科目を履修することで社会福祉士国家試験の受験資格を得ることができます。履修科目によって精神保健福祉士や介護福祉士の国家試験受験資格や保育士資格等福祉分野に関連する様々な資格を取得することが可能です。大学の規模がそれほど大きくない分教授や講師ともコミュニケーションが密にとれる環境が整っているので、実習や卒論はもちろん学生生活を送る上での困りごとの相談にも対応してくれます。また国からの補助を受けて大学運営がされているため、一般的な私立文系大学に比べて学費が安いです。

満足していること：授業

福祉に特化した大学であるため福祉分野の講義がとても充実していて、福祉の概要を学ぶ講義から専門的なことを学ぶ講義、現場実習などがあります。それだけでなく近接領域（保育、教育、法学、経済など）の講義もあり近接領域との共通点や違いを学ぶことで、他領域から見る福祉とは何かを考えることができます。また福祉分野で活躍されている卒業生を招き、ほぼ毎週ゲストスピーカーで構成されている講義もあり机上での勉強だけでなく現場の声を聴く機会が多くありました。そこから実際に働いている人の話を聞くことで興味が広がり、やりたい事や学びたいことがより明確になりました。

満足していること②：キャンパスソーシャルワーカー

日本社会事業大学にはキャンパスソーシャルワーカーが在籍しています。私は大学入学を期に上京して一人暮らしを始めたため、何かあった時に頼れる存在が周りにいませんでした。そんななかでキャンパスソーシャルワーカーがいたことは気持ち的にも余裕を持つことができましたし、実際に多くの悩みや相談事を解決に向けて一緒に考えていただきました。また大学卒業後ソーシャルワークを仕事にする可能性が高かったため、自分がそれを利用する立場になる事で見えてくるものもあり、勉強にもなりました。

不満に感じていること：キャンパスの立地

キャンパスから最寄駅まで徒歩20分と距離があり、バスの本数も多くはないです。また近隣のスーパーやコンビニまでも少し距離があり自転車が無ければ昼休みにお弁当を買いに行くことも難しいです。ただ空きコマがあり駅周辺まで往復する余裕があれば学生の財布に優しい美味しい料理を食べられるお店がいくつかあります。また大学が住宅地の中にあるため初見では場所が分かりにくく、日が短くなってくると最終講義が終わる時間にはキャンパス周辺が真っ暗なので女性が一人で歩くのは少し怖く感じるかもしれません。

不満に感じていること②：サークル

大学が小規模な単科大学のため、そもそもの人数が多くなくサークルも選択肢が多くはないです。周辺大学との交流も多くはないので、インカレサークルもあまり見かけません。にもかかわらず、福祉系大学なのでボランティアサークルは多く、子供から高齢者、障害者を対象にしたものや歌を手話で表現するサークルなどバラエティに富んでいます。スポーツ系では野球やフットサル、バレーなどのメジャーなスポーツサークルはありますが、数はあまり多くないです。また新たにサークルを作るのにもそもそもの大学の在籍者が多くないので人を集めるのは難しいと思います。

日本社会事業大学のおすすめ学部：社会福祉学部

日本社会事業大学は福祉の単科大学なので、社会福祉学部しかありません。福祉分野に興味がある人にとっては充実したカリキュラムや勉強をする環境が整っています。しかし大学に入ってからやりたいことを決めたい。選択肢を広く持ちたい。と思っている方には単科大学は選択肢を狭めているように感じるかもしれません。しかしこの大学では生きていく上での基礎になる力、自分自身と向き合う力を身に付けられます。それは社会人になるときに福祉職で働くことを選択しなくても必ず役に立つ能力です。したいことはみつかっていないけど大学に入って学びたいと思っている方にもおすすめしたい大学です。

日本社会事業大学に通って良かった？

私は第一志望で日本社会事業大学を受け、無事に受かりキャンパスソーシャルワーカーをはじめ、気の合う仲間との出会いや所属したサークルでの出会いがあったことで充実した大学生活を送れていたと思います。入学当初は将来のことをぼんやりとしか考えていませんでしたが、学びを深めていくにつれ福祉系の仕事にも色々な分野の物があり、またそれぞれで学ぶことが違うので授業を受けている時間も苦にはならず、むしろ自分の幅を広げるという選択もできたので勉学、仲間共に私は恵まれたと思います。