宮城教育大学の評判・口コミ【教育学部編】

満足していること：研究室で学びが得られる

1つの学部(研究室)に在籍している学生の人数が少ないため、研究室によって差はありますが、教授とほぼマンツーマンでしっかりとした指導が受けられたのが良かったです。教育学部でありながら、それぞれの専門分野についての研究もしっかりできます。特に、美術科では絵画・彫刻など、専門を特定せず全ての美術の分野を幅広く学習できます。幅広く、密な指導が受けられる、学費の高い美大に行くよりも有意義な学生生活になると思います。

満足していること②：教員免許が取れる

この大学では、卒業と同時に自動的に教員免許が取得できます。他の大学では、教員免許を取るには必修科目の他に教職の課程を履修しなければいけないところが多いですが、必修科目を履修すれば自動的に在籍している学科の教員免許が取得できるようになっているのです。また、追加で講義を履修すれば、他学科の免許も取得できる制度があります。卒業時には、通常であれば2種類、頑張れば5種類以上の免許を取得することも可能です。

不満に感じていること：学生寮の立地が悪い

この大学には男子寮、女子寮の2つの寮があるのですが、女子寮の立地に不満がありました。男子寮は、キャンパスの敷地内、徒歩5分以内の場所にあるにも関わらず、女子寮は地下鉄を乗り継いで通学しなければなりません。女子寮の最寄り駅までは徒歩で20分以上、キャンパスの最寄り駅からキャンパスまでも10分程度かかり、通学だけで片道40分～50分ほどかかります。冬になると雪がたくさん降る場所なので、通学にはとても苦労しました。

不満に感じていること②：就職活動

オープンキャンパスの際には、｢教育大学だからと言って全員が教員になるわけではない、就活もできる｣という説明をしています。しかしそれは学生を集めるための誇大広告です。たしかに、就活もできますが、教員採用試験を受ける学生と、就活をしている学生に対して大学側の態度があまりにも違います。教採については、講座を開いたり模試をやったりと、大学側の手厚いサポートがありますが、就活については、全て自分でやらなければなりません。

宮城教育大学のおすすめ学部：教育学部

教員免許取得に特化した講義の他に、国語、数学、音楽、美術、特別支援など、各教科の専門授業もあります。学生の数も少ないので、教授も親身に指導してくれます。1つの教科の枠を超えて幅広く学習できるのが魅力です。

宮城教育大学に通って良かった？

国立大ですが、受験だけ少し頑張れば、いざ入学してしまってからは卒業することはそれほど難しくありません。卒業すると自動的に教員免許が取れるおかげで、就活もかなり有利に進めることができました。まとまったテスト期間もないので、サークルやバイトとも両立しながら勉強ができます。不便な点はいくつかありましたが、学科にとらわれずいろいろな事に挑戦でき、学費や学生寮の費用も安いので、家族にも迷惑をかけず、安心して通えます。