石川県立大学の評判・口コミ【生物資源環境学部編】

満足していること：実験・研究の設備が整っている

大学の規模は小さいものの、高価なものから比較的新しいものまで、研究のための設備が整っているところがすごいと思います。人数も少ないため、実験で他の大学では教授が行ってしまう操作などを私たちは自ら体験させてもらえますし、自分のやりたい実験や研究もしやすい環境です。他の大学ではなかなか身につけられない技術が学べるところがこの大学の魅力だと思います。

満足していること②：大学が綺麗で過ごしやすい

石川県立大学は私が入学した時に創立10周年を迎えた比較的新しい学校です。そのためまだ校舎が新しく、とても綺麗で毎日快適に学校生活を送れています。廊下がガラス張りになっていてすごく開放的で明るかったり、トイレがたくさんあったりなど、近代的な作りになっています。清掃員の人たちもとても明るくて、すれ違うといつでも笑顔でおはようと言ってくれます。毎日とても丁寧に掃除してくれているので、ゴミが落ちていることもほとんどなく、校舎はいつも清潔に保たれています。

不満に感じていること：食品科学科3年生が忙しすぎる

私の通っている食品科学科は主に食品の実験や研究を行う学科です。実際に実験などを行うようになるのは3年生からで、1、2年の間はほとんど座学を行っています。4年生は卒業研究に集中しないといけないため、3年生の間に卒業研究で必要な技術を一気に習得しなければなりません。そのため、3年生のカリキュラムがきつくなってしまい、平日はほとんどバイトもできず、毎日学校に9時、10時まで残って作業を行っています。もっと1、2年生のときからカリキュラムに実験を組み込んで、忙しさに極端な差がないようにしたほうがいいと思います。

不満に感じていること②：大学の立地が良くない

大学は周りは田んぼだらけで、最寄りのコンビニまでも車で5分ほどかかってしまいます。車を持っていれば特に問題ないのですが、徒歩や自転車ではなにをするにも時間がかかって不便を感じます。お昼休みに外にお昼を食べに行くなどもできず、学食を食べるかお弁当を食べるかという選択肢ぐらいしかありません。キラキラした大学生活を送りたいと思っている人には、ちょっと想像と違う大学かもしれません。

石川県立大学のおすすめ学部：生物資源環境学部食品科学科

石川県立大学は1学部3学科しかない大学ですが、その中でも食品科学科を1番おすすめしたいと思います。国公立の大学でこの少人数制で十分な研究環境が整っているところはあまりないと思います。大学のレベルが高すぎるわけでもないため、視野に入れやすいところもおすすめです。

石川県立大学に通って良かった？

私の学科は実験・研究がメインのため、それらが好きな人にはとても良い大学だと思います。しかし、私は実験があまり得意ではなく、苦痛に感じることも多いので、そういう人にはあまりおすすめできないです。しかし、貴重な経験ができる場であることは間違いないので、少しでも興味がある人は来てみてもいい大学だとも思います。何事も経験することが大切だと思っているので、結果的にはこの大学で学べて良かったと思っています。