秋田県立大学の評判・口コミ【システム情報学部編】

秋田県立大学の特徴

一年次から専門学科が学べました。他の大学に行ったことがないのでわかりませんが、通常一年次には教養、二年次以降専門科目というカリキュラムが多いそうですが、秋田県立大学では一年次から専門学科を学べました。これによって何のために学んでいるのか、モチベーションが高く保てました。また教養科目を二年次三年次でも選択できたので、興味の湧いた専攻外の授業に気軽に手を出しやすく、就活の面接での話のタネになり助かりました。

満足していること：キャンパスの環境

自主研究が奨励されていて、一年次二年次から卒論のリハーサルのような事を行うことができ、とても充実していました。グループを組めば制限つきですが予算もおり、交渉や研究内容によっては教授に指導もしてもらえたので実りある研究を行うことができました。また担任制度があり、卒業まで研究室に関わらず、学業全般を相談しやすい教授がいたので、講義の選択やカリキュラムの組み方などとてもお世話になりました。決して大規模ではない分、丁寧で細やかな学校だったと思います。

満足していること②：奨学金制度

学科内で成績優良の場合は授業料減免制度がありました。上位1/4程度だったと記憶しているので現実味のないお飾り制度ではなかったです。他にも罹災時にも授業料減免制度があり、学びやすい環境でした。また成績優良かつ、同大学の大学院への進学を希望している場合、大学院２年分の学費に相当する金額の補助がありました。これによって学ぶ意欲のある学生が進学しやすい環境がありました。他にも外部の奨学金制度の案内も充実していました。

不満に感じていること：キャンパスの立地

とにかく田舎。大学の近くに住もうと思えばスーパーコンビニまで片道数キロ、スーパーの近くに住みたければ大学がとにかく遠く、冬には大雪と猛吹雪と環境は厳しいです。アパートは大抵自転車を無料でもらえるのですが、冬に使える訳もなく、吹雪の中を徒歩で買い物に行っていました。大学内の売店が命綱だった時期もあります。それからカラオケもボーリングも少なく、娯楽は宅飲みか麻雀、夏の海水浴くらいしかありません。駐車場無料のアパートばかりなので車を持つハードルは低いですが、雪国の冬の運転はなかなか厳しいものがありました。

不満に感じていること②：アルバイト・インターン

田舎のためアルバイトできる店が非常に少なかったです。学内に求人はあるものの、よく見れば秋田市（片道一時間）のものも多々ありました。時給も最低時給に近く、個人経営の場合は労働法を守らない良くも悪くも田舎の店が多かったです。地域の方自体は優しく面倒見の良い方が多かったですが、それでも数の少なさは圧倒的でした。インターン自体はそれなりに充実していたと思いますが、アルバイト関係は立地の関係もあるのでほぼ諦めた方がいいです。

秋田県立大学のおすすめ学部：電子情報システム学科

よく合同授業で一緒になっていたのが電子科でした。これからの時代使うだろうプログラミングなどを深く学べているのが少し羨ましく、電子に入ってみたかったなと何度か思いました。ソフトハード両面をバランスよく学べていたなというのが端から見ていた感想です。

秋田県立大学に通って良かった？

あまりに田舎過ぎて、入学前に思い描いていたような華やかな大学生活、特にバイトや遊びを満喫できなかったのは不満です。ただ大学自体はとても丁寧で、何につけても対応がとてもこまやかでした。また大別すれば工学部ですので女子学生は非常に少なかったです。なので肩身の狭い思いをするかと覚悟のうえでの進学でしたが、学校側が積極的に女子の先輩や同級生たちとのパイプを繋いでくれ、最初に思っていたよりもずっと居心地は良かったです。