浜松医科大学の評判・口コミ【医学部編】

満足していること：国立大学医学部の中では入りやすい

現在の日本で医師になるには、国の承認を受けた大学の医学部を卒業して医師国家試験を合格しなければなりません。そのため医師になりたかったらまずは医学部に合格するのが第一条件です。しかし日本の医学部は偏差値が高く、また偏差値の低い私立は学費が余りに高いです。そのため国立大学であり、その中で偏差値が低めの浜松医科大学は私の進路として最適でした。また浜松医科大学の医師国家試験の合格率は毎年在籍する6年生が全員受験しながらも全国上位であり、このことからもとにかくまずは医師になりたい人間にとっては最適な環境です。

満足していること②：県内での知名度が高い

昨今の大学生はとても貧乏でアルバイトをしなければなりません。しかし普通にアルバイトをしても何のスキルも実績もない学生では薄給で大変な仕事しかできません。そこで医学部医学科というブランドを使うことにより足元を見られない正当な条件の仕事ができるようになります。実際家庭教師や塾講師のアルバイトで我々は引っ張りだこです。それ以外のアルバイトでも信頼されています。何もない学生という身分に付属できる医学生というブランドは心細い中での頼りです。

不満に感じていること：大学の周りに何もない

大学の勉学としてやっておかなければならないことのうちの一つに社会勉強というものがあります。特に浜松医科大学には世間を知らずに勉強ばかりしてきた学生が一定数いるので、大学の教員が直々に社会勉強の大切さを伝えます。しかし大学の周りに何もないのでその機会があまりないです。我々の常識や見解が世間一般とずれていないか、そしてそのずれは社会人として容認できるものなのか、これを確かめるすべはないのです。皆品行方正に生活しているつもりではありますが、いつもその不安がつきまとうのもまた事実なのです。

不満に感じていること②：医師にしかなれない

これは全国の医学科生に言えることなのですが、医学部に入ってしまえば医師として生きるしか道は無くなります。18歳の入学までの勉強や24歳の卒業までの大学の学費を支払い続けてくれる親への期待はもちろん、国立大学が医師1人育てるのに使う税金は一億円、医学生のために自身の体を捧げてくれた解剖の検体の方など、明らかに普通の大学生よりも多くの期待を背負わされて勉学に励まなければならず、よってその期待を裏ぎるのは容易ではありません。何が何でも医師になる道を進まなければならないプレッシャーは皆が感じています。

浜松医科大学のおすすめ学部：医学部

浜松医科大学には医学部しかありません。医学科と看護学科があり、この二つの違いは単純に将来医師になるか看護師になるかです。医療現場はどうしたって医師の権限が一番大きく、また給料も高くやりがいがあるのでオススメは医学科の方です。もちろん入試は圧倒的に難しいですが。

浜松医科大学に通って良かった？

浜松医科大学の周りに何もないのは、将来の同僚である学生仲間と目一杯付き合えるため。医師になるために脇目を振らせないのは、それだけ医師という職業が魅力的でありそこにやりがいや幸せがあるため。浜松医科体育大学と揶揄されるほど部活動が体育会系なのは、将来ミスが許されない医療現場に置ける心構えを今から学びつつ指導の本質を知るため。このように、浜松医科大学に置ける欠点は全て利点になる可能性を秘めています。そう感じられるだけの魅力がこの大学にはあるのです。人に恵まれ、良いも悪いも全て受け入れられる学校です。