岡山大学の評判・口コミ【農学部編】

岡山大学の特徴

岡山大学では2016年度から「クォーター制度」という少し特殊な4学期制を導入しています。一般的な大学では前期・後期の二学期制ですが、岡山大学では2か月×4タームとなっています。そのため細かく成績評価がなされ、興味のある授業にはどんどん挑戦できる機会が与えられています。一方で一科目授の業時間が60分×2の120分になるので、必然的に一日あたりの授業時間が長く拘束時間も多めなところが人によっては短所になりうるかもしれません。

満足していること：ゼミ・研究室

分属研究室を決める際に、「仮分属」というお試し期間があります。三年生半ばの本分属決定に向けて、5～7月までの2か月間興味のある研究室に仮所属し、研究内容やゼミの雰囲気を体験することができます。何より研究室の先輩方との相性がわかるので、研究室での活動時間が長い理系学生にはありがたい制度です。研究内容や拘束時間など研究室ごとに個性がありますが、仮分属のおかげで研究室とのミスマッチを防ぐことができ、生徒にも先生にも優しい制度だと思います。

満足していること②：キャンパスの立地

岡山大学には鹿田キャンパス(医学・看護)と津島キャンパス(その他学部)がありますが、どちらも岡山駅から自転車で20分程度と地方大学の中では利便性が高い立地です。大学から駅までは平坦なので自転車でも移動できますし、バスの本数が多く帰省や旅行にも便利です。また近隣に私立大学が5つあり学生率が高いので、学生向けのお店やマンションもたくさんあり、駅周辺にはアルバイト募集をしているところも多く、生活しやすい環境です。

不満に感じていること：サークル

岡山大学の周辺には5つの私立大学があるため、岡山大学所属のサークルでも他大学の学生が所属していたりと規模の大きなサークルがたくさんあります。にぎやかで楽しい反面、サークル数が多いので中には宗教じみたものや未成年にお酒を飲ませるようなマナーの悪いものもあります。新歓などその場の雰囲気に流されず、色々なサークルを見学し第三者の意見やSNSなどでの評判も参考にして所属するサークルを決めることをおすすめします。

不満に感じていること②：進路・就職

国立大学とはいえ、地方大学なので全国的な知名度はあまり高くありません。就職活動は自身の度量や準備次第な部分が大きいですが、業界によっては学歴格差は未だに存在します。早稲田や慶應、旧帝大と戦うような業界を目指されるのであれば、ある程度のハンディキャップを追うことになると思っておいた方がよいと思います。しかし西日本ではそれなりの知名度があるので、四国や中国地方での就職を考えているのであればそれほど気にしなくても良いかもしれません。

岡山大学のおすすめ学部：農学部

先生方との距離が近く、非常にアットホームな雰囲気です。一年次は総合農業科学科という一学科に統一されていますが、二年次から農芸・植物・動物・環境というコースを選ぶことになるので、「農学に興味があるけど進路に迷っている」「他学科の内容も幅広く勉強してみたい」という人にはおすすめです。

岡山大学に通って良かった？

地方大学でありながら主要な駅に近く、帰省やアルバイトなど生活環境が整っているからです。3年前に岡山駅前に大きなイオンができ、ますます便利になりました。キャンパスが広い一方で集約されているので授業での教室移動にも困りません。また3年生の半ばから分属した研究室では留学生が多く自由度の高い雰囲気で、色々なことに挑戦させてもらえました。その経験が就職活動にも活かせており、大学生活を送る上での満足度はとても高かったです。