静岡文化芸術大学の評判・口コミ【文化政策学部編】

志望理由

英語が得意教科で、英語以外にも精通している言語があり、大学でもそのスキルを高められたら良いなと思っていました。進路選択をする上で、学費の高い私立大学はあまり視野に入れておらず、身近にある国公立大学で調べていたら、出てきたのがこの大学でした。高校生の頃からある程度大学との繋がりがあり、当時の大学生に学校についてたくさん聞き込みをしていくうちに第一志望へとなり、受験をしました。ちなみにそれ以外の大学への受験はしておらず、一発勝負でした。

大学で勉強していること

国際文化学科ということもあり、外国の情勢や日本の事について学びました。1年次から言語の授業が豊富だったため、英語、フランス語を受講(2年次も継続)。3、4年次で英語、イタリア語を学びました。言語以上に取り組んだのは多文化共生と日本語教育の分野でした。日本に住んでいる外国人の実情や、これからどのように推移していくか、そして彼らの次の世代の教育についてどのようにするべきか。これらを2年次から卒業までの間、熱心に取り組みました。

満足していること：日本語教員養成課程がある

満足している部分はたくさんあるのですが、特に取り上げたいのが日本語教員養成課程です。近隣の大学でも養成課程があったり、専門学校や通信講座等でそれに準ずる証明書が発行されたりもします。あらかた勉強する内容は同じように思われますが、この大学ではプラスアルファのことが学べます。静岡県の特性上多文化共生(外国人とともに生きる)の分野の授業もありますし、さらに実習の際には、実際に大学に在籍している留学生の日本語の授業を担当します。近隣の日本語教室に混じっての活動とは異なり、非常に実践的な実習でした。

不満に感じていること：キャンパス内の施設、設備がイマイチ

バス通学をする学生も居ましたが、浜松駅から比較的近いため、基本的には駅から徒歩で通学できました。駅から片道15分とアクセスは非常に良かったのですが、大学内の構造があまり良くありませんでした。雨の日の移動教室は特に困りました。似たような構造の教室が並んでいるためしばしば迷子になっていました。北棟と南棟に分かれているのですが、すぐには往来できず、新入生の頃は特に苦労していました。学食も美味しい！とか、かなり安い！といった強みもあまりなく、イマイチな印象だったのであまり利用していませんでした。

静岡文化芸術大学のおすすめ学部：文化政策学部

静岡文化芸術大学という名前だけあって、「文化」と「芸術」を学べる大学です。棟が分かれていて、あまりお互いの学部に干渉することがなかったのが心残りです。しかしそれ以上に国際関係、多文化共生、日本語教育について深く学べました。特に私が所属していた国際文化学科はかなり幅広く専攻する分野が選べ、英米文学、日本文学、イスラーム、美術史、日本語教育、多文化共生、東南アジア...etc自分の興味のある分野をひたむきに学べる印象です。教員養成課程もあるので、国語科、英語科の教員にもなれるのがポイントです。

静岡文化芸術大学に通って良かった？

元々第一志望であったため、合格した時から学ぶ意欲に満ち溢れていたと思います。アルバイトをがっつりしながらだったので、サークル活動に割く時間はあまりなく、そういった意味での青春はあまり過ごせませんでした。当初は言語を専門にするつもりでしたが、日本語教育の分野を知り、4年間を通してボランティア活動（子供への学習支援）に熱心に取り組んできました。お陰様で進路の方向性も決まり、多くの人と繋がれたと思います。学びに加えて、多くの気づき、つながりを得られました。