静岡文化芸術大学の評判・口コミ【文化政策学部編】

志望理由

自分の世界を広げたいと考え、多文化共生について興味を持ったからです。また幼い頃から演劇やミュージカルといった芸術に取り組み、学問としても興味がありました。私が通った学部学科は文化政策学部国際文化学科です。世界の文化と日本の文化を比較しつつ、「私」のあり方を勉強できるのではと考えました。一方で、学科は異なりますが同じ文化政策学部に芸術文化学科というものがあり、学科を越えて学問を修められるシステムが備わっていた為、自分の知識欲を満たすことができると考えました。

大学で勉強していること

私は主に、日本に住む外国人について勉強しました。大学が置かれている浜松市は特にブラジル人が多く、小学校・中学校・高等学校の生活の中でも、外国にルーツを持つ同級生がそれなりに存在しています。そのため、大学としても浜松市に住む外国人を支援・研究するような環境が整っていました。日本やブラジル、その他の国の勉強を通して、それぞれの文化背景を知り、共通点や相違点について学びました。

満足していること：学校の中で実習ができる

私は多文化共生について勉強していく中で、日本語教員の養成課程の履修も行なっていました。先述の通り、浜松市はブラジル人が多いこともあり、日本に来た外国人に日本語を教えることを学びました。通っていた大学の日本語教員養成課程では、実習が義務付けられていました。大学外にある外国人学校へ実習に行く人もいましたが、大学内で留学生に授業をする制度が整っていました。実際の日本語教員の方が講師としてサポートしてくれるため、自分の指導の方法をその場で反省しつつ、次に活かせる場になっていました。

不満に感じていること：学内で迷いやすい

大学は比較的新しいこともあり、デザイン学部も抱えているため、デザイナーに設計された街中にある建物です。築年数も新しいので綺麗ですが、一旦学内に入ると迷いやすいという弱点があります。一定のカラーで塗られているため目印がなかったり、通り抜けられると思えば通り抜けられなかったりと、外から来た人が目的地が分からないということが多々あります。一方で学校自体はユニバーサルデザインを謳っており、スロープや案内板といった工夫もされていますが、迷いやすい構造のこともありチグハグな印象になっています。

静岡文化芸術大学のおすすめ学部：文化政策学部

ユニバーサルデザインを学べる学部だったと思います。ユニバーサルデザインというとイメージするのは、「物」だと思います。例えば、シャンプーの凹凸や自動販売機の高い位置にあるボタンを下でも押せるような仕組みを想像すると思います。しかし、ユニバーサルデザインとは「物」のあり方だけでなく、「もの」と考えることもでき、誰もが過ごしやすい環境を作るために「社会」を考えることだと思います。その「社会」のユニバーサルデザインを学ぶことができるのが、文化政策学部だと考えます。

静岡文化芸術大学に通って良かった？

大学には講堂があり、式典などが開かれます。サークル活動等、学生も使って良いことになっていました。そのため、自分の興味の一つであった演劇の本番を行う環境が揃っていました。また3年生から始まったゼミでは多文化共生を専門とする教授がいらっしゃり、私の学びたいものを卒業論文にするために丁寧に指導してくださいました。趣味や娯楽、さらに本業である勉学に取り組むために十分な環境が整っていたと思います。