山口大学の評判・口コミ【人文学部編】

満足していること：史料や文献が充実している

山口大学は歴史が古く、また山口は幕末に掛けて多くの偉人を輩出している土地であることから、歴史の史料が豊富に存在しています。構内の図書館にはさまざまな大学の文献資料があり、近くの文書館にはたくさんの古文書があったため、学生時代は家と研究室、図書館、文書館をひたすら往復する日々を送っていました。とにかく史料数が膨大なため読み切るのに苦労しましたが、その分、卒論及び自分の研究で充実した成果を出すことができました。

満足していること②：食堂が二つある

山口大学には「ボーノ」「きらら」という食堂があり、どちらも豊富なメニューが揃っていました。基本的にはボーノを利用することが多く、小皿やご飯など自分の好きな料理を選ぶ形式でしたが、レシートにはきちんと総カロリー数と栄養数の表示があり、健康に気を遣うことができました。きららはボーノが混んでいるときにおもに利用する程度でしたが、日替わり定食を500円未満の低価格で食べられたことと、デザートの種類が豊富に揃っていたので満足しています。

不満に感じていること：1年次は共通科目ばかり

一年次はおもに「共通科目」と呼ばれる、他学部を含めた共通の科目を履修することになり、元より自分が受けたい専門授業はほとんど学ぶ機会がありませんでした。人文社会学科を含めどの学部学科も、1年目の共通科目の成績が研究室配属に響いてくるため、興味がない授業でも必死で勉強しなければならなかったのは、自分にとって非常に苦痛に感じていました。とにかく楽しくない上にあまり役立つような授業でもなかったので、当時の自分にとっては「時間を無駄にしている」という感覚がありました。

不満に感じていること②：人文学部の建物が小さい

隣に理学部棟が建っており、大学の中でも人文学部棟の小ささは一際目立っていました。授業は人文学部棟の中で行われていましたが、学生数はそこそこいる上に他学部の生徒も受講する科目もあったため、教室は常にぎゅうぎゅうでした。また、建物の老朽化も一部見られました。個人的にはもう少し研究室を含めて人文学部棟を広い建物にしてほしかったのと、他学部と比べて人文学部自体があまり重要な扱いを受けていないような感じがして、不満に思っていました。

山口大学のおすすめ学部：人文学部

自分が在籍していた学部ということもありますが、ここは純粋に自分の知りたい、やりたいと思ったことをすぐに学べる環境が揃っていると思います。人文学部棟の中にも図書館があり、大学図書館に通わずともより専門的な資料に目を通せるのも魅力的です。

山口大学に通って良かった？

もともと私自身、大学は東京の私立を志望していたため、結果的に地方の国立へ進学することになったということで、最初は非常に不満に感じていました。ですが山口県は歴史の史料が豊富で、大学の歴史も古く、歴史好きの自分が3年間研究に没頭できたということは満足しています。また、サークル数も充実しており、私は自分に合った部活を見つけられたことで大学生活を楽しく過ごせたというのも理由の一つです。田舎であまり娯楽施設などはない環境でしたが、研究やサークルなど、自分に合ったもの・没頭できるものを見つけやすい大学でした。