京都教育大学の評判・口コミ【教育学部編】

志望理由

中学校や高校で、担任や部活の先生に恵まれ、自分自身も教職に興味関心を抱くようになったのがきっかけです。ただ、教職に興味があったとはいえ、将来絶対に教師になるぞという気持ちは固まっていなかったことと、元々自分の中にあった様々な考えを持つ人と関わりたいという思いから、たくさん学部のある総合大学を目指して受験勉強をしていました。しかし、前期入試でそちらは落ちてしまったので、最終的に後期入試でこの大学に入学しました。

大学で勉強していること

1、2回生では他大学にもある一般教養はもちろん、小学校で行う教科の内容面や指導面での勉強がたくさんありました。これは教育実習で中高に行く人も必須の授業でした。また、3回生の教育実習を通して、授業の実践能力や生徒指導方法、教科ごとの専門的な学びなどもたくさん深めることが出来ました。そして4回生では教員採用試験に向けてのセミナーが開かれたり、自主ゼミという有志で集まって教職の学びを深めるという活動もあったりしました。

満足していること：課外活動が盛ん

水曜日は授業が午前中のみで終わるため、午後は基本的に学生が各々好きなように時間を過ごすことができました。私の場合は所属している学生団体の活動を行ったり、図書館でゆっくり過ごしたりしていました。1,2年の間は必修授業の数が多く、自由な時間が他大学と比べて短く感じることもあったので、授業が午前中で終わる曜日が設けられている点は非常に魅力的でした。その時間があったおかげで様々な活動を行うことができ、人間関係を広げられたのではないかと思います。

不満に感じていること：就職へのサポートが乏しい

教育大学なので、基本的にキャリアセンターでは教職への支援が非常に手厚いです。しかし私は一般企業への就職を選んだため、就職活動では他大学のようにはいかないと思い少し焦っていました。というのも、キャリアセンターには企業就職の先生が外部から週一程度で来られるくらいで、他は就職サイト頼みになってしまっていたからです。必ず教員になる、という人に対するサポートは十分すぎるくらいですが、就職活動全体の支援としてはまだまだ改善の余地があるのではないかと思います。

京都教育大学のおすすめ学部：美術領域専攻

大学の中で最も自由な風土があると思ったからです。教育学部の中のひとつの専攻ですが、必ず教員になるという強迫観念もなく、自分のやりたいことや実現したいことに向けて切磋琢磨する人が多い印象です。教授もそういった方が多く、授業自体も大学内の自然を活かしたものや、分野にとらわれないものが多く、バラエティに富んでいると思います。

京都教育大学に通って良かった？

教員を目指す人が多いので、考え方も似ている人が多いのかと思っていましたが、専攻ごとに分かれているので多様な人がいて、人間関係が非常に充実していたからです。一学年の人数も300人前後と、他大学と比べるとかなり規模が小さく、半分くらいの学生とはサークルや団体、授業などで知り合うことができ、アットホームな環境に身を置けたのではないかと思います。また、勉強の面においても教授との距離が近く、特にゼミでは分からないことや気になったことを聞ける環境があった点も良かったです。