日本大学短期大学部の評判・口コミ【専攻科編】

満足していること：栄養士の資格が取れる

２年間の短期大学部コースのカリキュラムを無事に終えれば栄養士の資格が取れます。その後専攻科に進学することができ、その専攻科で４年制の学位が取れます。さらに、本来管理栄養士の受験資格、条件として設定されている「実務経験」に在学期間が含まれるので、より専門的な知識を得られるとともに試験へ向けた対策も受講することができます。その間に、飲食業界である程度役に立つ製菓衛生士やフードアドバイザー等の資格も受講できますし、就職に関しても多少の斡旋がありますので、有効に利用することができればかなりのメリットがありました。

満足していること②：四年制大学へ編入できる

通常は短期大学部コースなので２年間で卒業となりますが、進学を希望することにより、専攻科や他の学部への編入が可能です。四年制の学位が取得できるということは大きな励みになりました。また、食物栄養という専門性の濃い学科ですが、そのスタイルに自分が合わないと感じた場合でも、隣接の国際関係学部や他学部への編入もできるので、努力次第では救済にもなるのかなと思います。すぐに就職を希望している場合でないかぎり、通常は進学したほうが、社会人としてその後比較的優位に行動できますので。

不満に感じていること：学位取得のプロセスがややこしい

専攻科へ進学をすることで合計４年間のカリキュラムを終えるのですが、学位取得は内部で行えません。あまり周知されていない外部機関の学位授与機構へ卒業論文を提出し、簡単な筆記試験を受けます。それをクリアすることによって、４年制大学卒業認定となりますので、非常に回りくどいシステムでした。履歴書に記載するときも面接官のほとんどがその存在を知りませんので、説明にあたっての苦労が毎回ありました。企業によっては短大卒程度の扱いになることもあるそうで、費やしたお金と時間、労力に見合う対価であるかどうかが難しいところです。

不満に感じていること②：就職活動のサポート体制が整っていない

就職の時期がリーマンショックの直後でしたので、就職氷河期突入１年目でした。学科自体への求人案件もかなり悪く、ほとんどサポートは受けられない状態で、ほとんどの在校生が自分で就職先を探す必要がありました。私も就職の内定を頂いたのが３月以降になりましたので、それまでは非常に厳しい就活を余儀なくされました。小さい学科でしたので、就職サポートの場所も他学部混合の場所で、ただでさえ利用しづらく有効な求人案件も少なかった記憶があります。

日本大学短期大学部のおすすめ学部：国際関係学部

同程度の学力で入学することができ、多種類の語学分野が受講できますので、語学力を高め様々な地域の方と交流を深めることで、国際社会で活躍できる人間性を多かれ少なかれ形成することできるからです。考え方の幅も広がり、仕事の幅も日本国内外問わず選択できると思います。

日本大学短期大学部に通って良かった？

よかった点、悪かった点がありますので一概には言えません。自身の好きな分野での専門知識習得ができたことは非常によかったと思います。資格があることで、仕事に就きやすくなりますので。ただその分悪かった点もあり、時間をかけ専門的な資格を取った為に、就労する分野の幅が極めて狭くなり、その後の選択の余地がなくなってしまいました。ですから、総合的にはどちらとも言えないです。