武蔵野大学の評判・口コミ【工学部編】

志望理由

高校時代に法政大学の佐々木睦郎先生の講演を聞く機会があり、建築とデザインに興味を持ちました。建築学科かデザイン学科で大学を選び、芝浦工業大学デザイン工学部と首都大学東京システムデザイン学科インダストリアルアートコースを受験し、私立大学は一般にて不合格、国立大学は前期・後期二次試験にて不合格となりました。武蔵野大学はセンター利用試験にて合格しました。法政大学は、受験の直前に佐々木睦郎先生が退職されたとしり、受験を取りやめました。

大学で勉強していること

建築の基本的な法規、構造、計画、歴史、環境工学を学び、メインは設計を演習を通して勉強しました。設計製図という授業では、住宅、東屋、スタジオ(公共複合施設）、図書館、集合住宅、ラーニングコモンズ、オープンスペース、劇場、美術館などの設計演習をしました。外部から、実際に建築設計を職業としている1級建築士の方が毎週お見えになり、天井や床のおさまりや、設計時の注意点、設計手法、図面の書き方などを丁寧にレクチャーしてくださいます。CADの授業ではスーパーゼネコンの設計部の方がCADの操作方法から、パソコンを使った建築の表現方法、プレゼンの仕方などを実際に業務で用いた提案書などを参照しながら教えてくださいます。

満足していること：実用的なスキルをつけられる

他の大学の建築学科では座学が多く知識が豊富になりますが、私の大学の教育は、社会に出たときに使うものを学べるので、より実用的なスキルが身につきます。例えば、CADにしても、図面を書くだけではなく、３DCGを作ったり、BIMという新しいソフトウェアの操作まで、実際に仕事で使われている方に教わることができます。また、実際に第一線で活躍されている方が教えてくださるので、より先進的な最新の技術を見ることもできます。このような知識や経験を積むことができるところが一番満足しているところです。

不満に感じていること：設備が整っていない

色々な実用的な知識や経験が学べても、それをアウトプットするに最適な環境でないと、本当の意味での学びにはならないかもしれません。例えば３DCGの表現方法、ソフトウェアの操作方法が学べても、処理速度がかなり遅いデスクトップパソコンしかないCAD室では、そのソフトウェアは使う気にもなりません。使わなければ自然と忘れてしまいます。制作を行う作業場がありますが、室内なのに空調が完備されておらず、夏は暑く冬は凍えるように寒く、作業に集中できません。作品の精度を指摘されても集中できない環境では良い作品はできないと思います。

武蔵野大学のおすすめ学部：薬学部

国家試験の合格率が高く、環境も整っている中で勉学に集中できるので大変おすすめです。また、武蔵野キャンパスへの通学になるので、最寄り駅に吉祥寺があり通学時もとても楽しく過ごせると思います。

武蔵野大学に通って良かった？

学べることに関しては大変満足していますが、環境が整っていないことは大変不満に思うので、どちらでもないにしました。自分で高額な費用を投じて環境を整えられるのであれば良いですが、その様なお金は持ち合わせていませんので、大学側に環境整備をお願いしていますが、全く変化・対応が行われていません。大学側は近年学生数を増やすことに躍起になっているので、学部を増やし、資金を投じ、古い校舎が立ち並ぶ武蔵野キャンパスの環境が余計悪くなる一方です。