拓殖大学の評判・口コミ【国際学部編】

拓殖大学の特徴

中国や台湾と大学が提携しており、中国や台湾に関する勉強がしやすい環境です。また、国際学部はその中でも特に中国や台湾と密接している関係であることから、交換留学制度が全学部の中で1番発展しています。対中国の貿易会社をはじめとして企業、台湾を拠点に仕事をすることなどの中国や台湾を対象とした仕事を紹介してもらえたり、「拓殖大学卒業だから」という理由からそういった企業には採用されやすい状況も整っているのが拓殖大学国際学部のメリットです。

満足していること：留学制度

繰り返しになりますが、大学自体が中国や台湾のいくつもの大学や企業と提携しています。中国や台湾への交換留学制度もその分充実しており、交換留学生には単位をはじめ積極的サポートをしてくれます。必須言語として大学で中国語を学んでも会話ができるようになるには限度もあり、留学を希望する人は多くいますが留学環境が整っていないことから自費留学を選択せざるを得ない人も多いと聞きます。そんな中、留学を積極的にさせてくれる環境とそれを応援してくれる大学側の制度があるのは本当に満足です。

満足していること②：ゼミ・研究室

テレビに何度も出演している有名な教授やジャーナリストが在籍している大学なのでそういった教授のゼミであれば専門知識をつけることができます。「テレビでも発言力がある人のゼミ」ということで説得力もあり、社会的にも認められることを学ぶことができたり、また、普段の生活ではなかなか会えないようなジャーナリストや政治家を紹介してもらうこともできます。この「通用する知識」と「人脈」に関する部分は拓殖大学のゼミの大きな特徴とメリット、そして満足する部分です。

不満に感じていること：授業

拓殖大学は全国的にも「右翼的な思想が強い大学」として有名です。先程述べたように「中国や台湾といった海外への視点をもつ」という大学の体制の一方、右翼的な授業も結構あります。例えば中には「日本国民として北朝鮮と戦うすべきだ」「天皇様のために日本国民であることを誇りなさい」といった内容の授業が必須科目として組み込まれていたことは大きな不満でした。もちろん、全ての授業がそうだったわけではありませんが、そういった授業に出ているときは不満がありました。

不満に感じていること②：アルバイト・インターン

中国系企業や台湾と関係する企業とのコネクションは強く仕事を紹介してくれるメリットがある一方、在学中は留学以外の方面でのサポート体制はあまり整っていませんでした。その代表的な例がインターンです。社会に出る前にインターン生として様々な経験を積みたいと考え、大学側に相談しても大学が仲介してくれたり、斡旋してくれたりするわけではなく、単にインターンの仲介会社を紹介してくれるだけでした。そのため、インターンをしたい場合にも自分でインターン先を見つけるしかなかったのは不満でした。

拓殖大学に通って良かった？

右翼的な授業があったり、インターンのサポートがあまり整っていないという不満な点もありましたが、拓殖大学の交換留学制度を使って中国に留学して語学レベルをあげられたということが活かせて仕事ができていること、ゼミの先生の紹介で普段なかなか会えないような人たちとの人脈がもてたことを考えると拓殖大学に通って良かったな、と思います。特に留学で身につけた語学をかわれて就職できたので、その部分に関しては本当に感謝してるし「拓殖大学で良かった」とつくづく思います。