日本福祉大学の評判・口コミ【社会福祉学部編】

日本福祉大学の特徴

日本福祉大学は、福祉の資格に強い大学です。2018年3月15日に発表された、第30回社会福祉士国家試験の結果では、通学課程・通信教育課程ともに全国1位の合格者数となりました。(通学課程では154人で30回の国家試験中29回全国1位獲得・通信教育課程では517人で10年連続1位獲得)また、精神保健福祉士の合格者数も全国トップレベルです。この結果になったのは、大学がしっかりと国家試験を対策してくれるおかげです。1年時には基礎的な講義を中心に行い、学年が上がるにつれてより専門的な内容になるので、今まで福祉と関わりがなかった人でも安心して学ぶことができます。

満足していること：ゼミ・研究室

ゼミは、フィールドワークや学生の学びあいの場として、非常に充実しています。日本福祉大学では1年時はランダムにゼミが振り分けられます。総合演習と呼ばれ、文章の書き方やグループワーク・大学周辺の地域でフィールドワークなどを行います。そこで文化や環境、課題を考える力を身に付けることができます。2年生のゼミは自分で選択します。より専門的になるため、自分の学びたいことをしている先生のゼミを目指しましょう。(ゼミによっては人気のため選考があります。)3年生・４年生は同じゼミで2年間学びます。

満足していること②：サークル

福祉の大学ということもあり、ボランティアサークルが非常に充実しています。分野は子ども・高齢者・身体、知的障害児者を対象にしているものが多いです。それぞれのサークルに長い伝統があるため、個性豊かで特徴的なサークルが多いです。ボランティアサークル一つと他のサークルを両立する人も多いです。また、広大な敷地を利用して、野球場やグランド、テニスコートなど運動施設がとても多いです。そのため、ラクロスやサッカー、ラグビーなどのスポーツも盛んなのも特徴のひとつです。

不満に感じていること：キャンパスの立地

愛知県知多半島の先にあるため、とても田舎です。駅を降りてまず目に入るのが、遥か彼方まで続く田んぼで、夏は虫やカエルが大量発生します。虫や田舎が好きな人にはおすすめです。たまに大きな蜂やムカデがいるので、刺激しないようにしましょう。ちなみに下宿することは可能です。近くにスーパーや薬局はあるので、生活には困りませんが、遊ぶ場所はほとんどありません。また大学から１番近いコンビニまで、歩いて20分ほどかかるため、注意が必要です。

不満に感じていること②：キャンパスの環境

大学図書館は専門的な本が非常に充実しているので、活用することをオススメします。やや老朽化が進んでいますがどの施設も使いやすいです。しかし、１番困るのはお昼時です。大学には食堂が二つありますが、どちらも非常に混雑します。生協店舗もとても混雑しますが、コンビニまで歩いて20分かかるので、あきらめて並ぶしかありません。また、大学内は坂道が多いです。エレベーターがあるため、車イスのかたでも移動できますが、駅から講義棟までの坂道はとても長いので疲れます。

日本福祉大学のおすすめ学部：社会福祉士学部

どの学部よりも人数が多く、そのためとてもたくさんの教授がいます。社会福祉士国家試験の対策が非常に充実しているだけでなく、公務員や企業に就職することを目指す人のために、特別講義を開いています。講義でも地域との交流があり、福祉を学ぶことの大切さを身をもって知ることができます。

日本福祉大学に通って良かった？

とても田舎ですが、都会の大学に比べて自由にのびのびと生活できていると感じます。サークル活動も盛んで、大学周辺にとどまることなく、各地域に赴き活動しています。また、学習の面においても、各々の進路に合わせて対策してくれるため、安心して大学に通うことができています。教授もその分野のエキスパートの先生か、ゲスト講義として現場の専門職の方や当事者の方などが講義をしてくれるため、非常に充実した授業内容になっています。